ポンペオ長官のブレーン・余茂春氏が語る「トランプ大統領は香港への弾圧を阻止」

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米メディアは、中国系米国人学者の余茂春(マイルズ・ユ)氏が、トランプ政府の対中政策の中心人物であることを明らかにした。彼は数年前のフォーラムで、米政府の上層部が中共の影響を受けていると指摘した。米政府は中共に対する政策を根本的に転換、香港への中共の弾圧を阻止するために、大統領は貿易協定の第一段階を犠牲にすることも厭わなかったという。また余茂春氏は現在の情勢について、米中間の冷戦ではなく、中共が中国人民と自由世界に対抗する道を選んだと強調した。

ポンペオ長官の対中政策ブレーン余茂春氏 とは・・・

【NTDジャパン(2020年8月3日)】によると、トランプ大統領が2017年に就任して以来、米国政府は中共に対する戦略を大幅に変更し、最近の発言では中共政権と中国の民衆を明確に区別している。米メディアは、中国で生まれ、文化大革命を生き抜いた中国系米国人学者の余茂春(マイルズ・ユ)氏が、トランプ政府の対中政策の中心人物であることを明らかにした。

余茂春氏は、1962年安徽省生まれ重慶育ち。文化大革命を経験し、1980年代に米国へ留学。1989年天安門事件の時は、カリフォルニア大学バークレー校在学中。中国から逃れてきた民主活動家を支援した。1994年歴史学の博士号を取得。米国海軍兵学校で中国と東アジアの軍事史の教授となった。3年前から、トランプ政権の対中政策チーム、ポンぺオ国務長官の対中政策・計画担当首席顧問を務めている。

数年前のフォーラムで、米政府の上層部が中国共産党(中共)の影響を受けていると指摘した。

「ワシントンから来た一部の人、上院議員、副大統領さらには大統領のような要人が中国に行って3日過ぎるとこれらの要人は中国専門家に変わる。(皆さんが)彼にどんな情報を提供しようと重要ではない。彼の中ですでに中国に関する観点ができあがったからだ。」

ワシントン・タイムズは7月15日、余茂春氏のインタビューを掲載した。

「トランプ大統領とポンぺオ国務長官が、これまでの米政府の型から脱却した。トランプ政府は、この70年近くの間に中共当局の極悪非道な行動に対して、有意義な方法で効果的に説明責任を負わせた唯一の米国政府である。特に、新彊、香港、略奪的貿易慣行と為替操作、産業・軍事・米国に対するサイバースパイ活動についてだ。」

7月28日ネット上には、余茂春氏の母校である重慶市永川中学で、校内の石碑から余茂春氏の名前を消している動画がアップされた。

トランプ大統領は香港への弾圧を阻止!

【NTDジャパン(2020年9月26日)】によると、余茂春(マイルズ・ユ)氏は9月22日、香港問題に関するオンライン・シンポジウムで、トランプ政府の中共に対する政策の根本的な転換について語った。余茂春氏は、トランプ大統領は、香港への中共の弾圧を阻止するために、貿易協定の第一段階を犠牲にすることも厭わなかったと述べた。また現在の情勢について、米中間の冷戦ではなく、中共が中国人民と自由世界に対抗する道を選んだと強調した。