神韻公演― 世界を魅了する真の中国伝統文化

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神韻芸術団日本公演が2026年4月6日、東京・新宿からスタートする。今年は日本公演が始まってから20周年目の節目に当たる。神韻芸術団は、米国・ニューヨークを拠点に、法輪功学習者によって結成された世界的な芸術団であり、中国共産党(中共)によって破壊された正統な中国伝統文化の復興を使命としている。現在、8つの芸術団がアメリカやヨーロッパをはじめ世界各国で同時に巡回公演を行い、観客に深い感動を与えている。

しかし、その一方で、中共による法輪功への残虐な迫害は依然として続いており、近年越境弾圧がエスカレート。特に神韻芸術団への妨害が激化しているという。

 

 神韻芸術団の誕生と挑戦

2006年、ニューヨークで発足した神韻芸術団は、「五千年の中国文明の復興」を使命に掲げ、中国古典舞踊や民族舞踊、伝統音楽を融合させた舞台を世界各地で披露している。設立当初、中共は競合グループを乱立させて神韻を潰そうとしたが、国際的に成功を収めたのは神韻だけだった。

アーティストの多くが実践している「法輪功」は、1992年に中国で伝え出された気功である。心身の健康に著しい効果があったため、瞬く間に中国全土へと伝わり、1億を超える人々に愛好されるようになった。

ところが、1999年、当時の国家主席・江沢民は「法輪功」の爆発的な人気に強く嫉妬し、前代未聞の残虐な迫害を開始した。

平凡で幸せだった家庭に突然訪れる悲劇──家族が引き裂かれ、両親や祖父母が法輪功を実践していると言うだけで中共に拉致される。法輪功学習者は、不法逮捕、拷問、強制労働、性的虐待や集団レイプなど、更には「生体臓器狩り」にまで及ぶ迫害を受けている。犠牲となった家族を失った子供たちは孤児となり、亡命先のアメリカなどで成長し、その一部は神韻のアーティストや関係者として舞台に立っている。

2025年7月17日、ワシントン。迫害で亡くなった法輪功学習者を追悼するキャンドルナイト集会 

中共による妨害 ―外交的圧力から爆弾脅迫まで

神韻への妨害は多岐にわたる。

  • 外交的圧力:世界各国(日本を含む)の劇場に公演中止を要求。特にヨーロッパや韓国では、中国大使館が政府に直接圧力をかけた。
  • 物理的攻撃:スパイによるツアーバスのタイヤ破壊や殺害予告。
  • 虚偽通報:世界各国の神韻に対して爆破予告や「スワッティング※」による混乱。
  • プロパガンダ:SNS上で偽アカウントやボットを使った悪宣伝、偽情報拡散、舞踊史の改ざん。

※スワッティングとは、緊急通報用電話番号を悪用して、対象者の元に警察官などを派遣させる嫌がらせ行為。アメリカの警察特殊部隊「SWAT」に由来する名称で、しばしばインターネット上の嫌がらせが発端となる。

これらの活動には複数の政府機関が関与していると報じられている。

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神韻公演の特色

神韻は世界最高峰の中国古典舞踊団であり、約20の演目からなる公演は壮大な歴史絵巻や神話を描く。アーティストのまとう色鮮やかな衣裳に、舞台と一体感をなす最新の技術を施した壮大なバックスクリーン。さらには、東西楽器を融合させたオーケストラが奏でるオリジナルの楽曲──。それらが、一体となって「真の中国の伝統文化の真髄」を観客に届けている。

国際的評価と観客の声

神韻は中共による妨害を乗り越え、職種や年齢を問わず世界の多くの人々の心を揺さぶっている。

  • 三上和歌香氏(フリーアナウンサー)
    「息をのむ美しさで鳥肌がパッと立って涙があふれました。」
  • リチャード・コネマ(ブロードウェイ評論家)
    「4000以上の舞台を評価してきましたが、今夜の舞台に匹敵するものはありません。」
  • ジョー・ハード氏(元ホワイトハウスカメラマン)
    「百聞は一見にしかず、人生でもっと大切なものがあなたを待っています。」
  • キャロリン・パリッシュ市長(カナダ・ミシサガ市)
    「神韻が継承し発揚する伝統的な中国文化は、私たちの都市を豊かにし、刺激に満ちた文化の饗宴をもたらし、伝統芸術の美と普遍的な価値を示しています。」
  • コヴァック副市長(カナダ・ミシサガ市)
    「公演は本当に素晴らしかったです。まるで夢の中にいるかのようで、あの鮮やかで生き生きとした色彩がとても印象的でした」ダンサーと背景映像の融合は驚くべき芸術性。 心を揺さぶられる体験でした。」

神韻芸術団は、芸術を通じて「共産主義以前の中国」の精神と文化を世界に伝え続けている。中共の弾圧は逆にその価値を際立たせ、観客に「本当の中国文化」を再発見させる契機となっている。神韻は単なる舞台芸術ではなく、失われた伝統文化の復興と、人々への勇気と希望のメッセージを担う存在である。

20周年を迎える日本公演も、正統な中国伝統文化の力が国境を越え、世界最高峰のパフォーマンスで人々の心と魂に光を灯し、潤いを与えてくれるだろう。

 

【参考記事】世界で人気「神韻」 中国共産党はなぜ恐れるのか?(動画あり)