【中共情報戦】自作自演の「天安門広場焼身自殺事件」6つのメディアを招き偽りの記者会見

人権

現在、日本は「レーダー照射」問題などをめぐり、中共による悪者扱いの「情報戦」に直面している。これは、中国共産党(以下、中共)が繰り返し用いてきた典型的な常套手段の一つである。

共産党の本質をレントゲンのように透視した書籍『共産党についての九つの論評』(以下、九評)は次のように指摘しています。
「暴力だけでは足りず、覆い隠したり飾り立てる必要があるときには、欺瞞と虚言が登場する。虚言は暴力のもう一つの側面であり、暴力を滑らかに進める潤滑剤である。」

実は、中共は以前からこの情報戦をあらゆる場面で駆使してきた。

その一例が、22年前の2002年4月5日、日本の某メディアは「法輪功の肉声 取材許可~中国政府人権、西側に理解求め」と題する記事を掲載した。しかしその内容は、事実とはかけ離れた中共の捏造報道であった。

記事によれば、2001年1月23日に中共が自作自演した「天安門広場焼身自殺事件」で生き残った5人(服役中の2人を含む)の肉声を海外メディアが初めて取材したとされる。中国政府が刑務所内での取材を許可した背景には、厳しい弾圧への国際的理解を得たいという思惑があると報じられた。

取材を認められたのは、朝日新聞、CNN、BBC、AP、ロイター、ニューヨーク・タイムズの計6社。記事には「法輪功」の誤った解説まで掲載されていた。

この報道は、中共が法輪功を悪者に仕立て、弾圧を正当化するために世界の主要メディアを利用し、虚構を国際社会に流布するためのものだった。内容はすべて中共の都合に沿って作り上げられている。
中共は1999年に法輪功への弾圧を開始した。その情報戦は26年経った現在も続いており、特に日本では誤った情報が広まり、報道被害が蔓延している。

◆自分の身を守るために

このような中共の脅威に晒されている状況から日本を守るために、そして自分自身を守るために私たちはどうすべきだろうか。

・歴史からの警告

台湾初の民選総統・李登輝氏は生前こう語った。
「共産主義は欺瞞であり、共産党の理想とは権力掌握と人民欺瞞の口実に過ぎない。」

また、1989年にチェコで共産党支配を転覆させた「ビロード革命」の指導者ハヴェル氏はこう述べている。
「共産主義に対抗する最高の武器は武力ではなく、道徳・理念・知識だ。危険に直面しても勇敢に立ち上がり、真理を堅持することが最も効果的な方法だ。」

・答えは「真理の堅持」

二人の言葉から導かれる答えは明確だ。
中共の「欺瞞・闘争・暴力」という邪悪な本質を認識し、その企みを見抜き、勇敢に立ち上がり、真理を堅持し、中共の蛮行を暴露することこそが最も有効な対抗手段であると言えるだろう。

李登輝氏は「中国共産党の真の姿を見極めたいなら『九評』を読むべきだ」と語り、ハヴェル氏も同書を支持した。

だからこそ、私たちは真理を堅持し、中共の虚構を暴露し続けなければならない。

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