ロックダウン中の上海で暴風雨・雹 それでもPCR検査は中止せず

時事

習近平国家主席の「ゼロコロナ」政策によって、3月28日に上海市の東側の浦東が、4月1日に西側の浦西がロックダウンに突入した。全市民が監禁生活になり、強制的に頻繁にPCR検査が行われている。4月25日、上海市が暴風雨と雹といった異常気象に見舞われるが、毎日のPCR検査は中止せず、ネットユーザーがその様子(動画)を投稿していた。

公式メディアの報道によると、4月25日16時ごろ、強い雷雲の影響で、上海のほとんどの地域では7級~9級、局所的に10級~11級の嵐と雷雨が発生し、そのうち松江観測所では最大の突風が30.1メートル/秒(11級)で、金山朱涇鎮では短時間の雹が降ったという。

ネットユーザーが投稿した動画によると、暴風雨が襲ってくる前に、空低く黒々とした暗雲が、上海の上空を急速に覆い、まるで世界が終焉を迎えるかのように、昼間は一瞬にして夜になった。金山地区で雹が降った。隔離施設内は雨漏りした。検疫用テントは強風でひっくり返り、地面に転がっていた。

ネットユーザーは、上海市民が激しい暴風雨の中でも、屋外で行列を作ってPCR検査を受けなければならなかったことを明らかにする動画を撮影した。動画の中で、撮影した男性は、「上海市民たちの惨めさを見ろ。こんなに雨が降っているのに、屋外でPCR検査をやっている。本当に犬にも及ばないのだ!」と怒りながら叫んだ。

【引用記事】看中国 https://www.visiontimesjp.com/?p=33078

 

コロナ関連

上海市民、街頭抗議で封鎖突破 抑圧する警察と衝突

海外のソーシャルメディアには4月14日、上海浦東新区の複数のコミュニティーの住民が封鎖を突破し、同日午後1時ごろに浦東新区張江鎮香楠路に集まって抗議していたとの投稿が殺到した。動画には、中国共産党の歌を流し、「共産党を打倒せよ」などのスローガンを叫ぶ人々の姿が映っている。

ネットユーザーによると、上海の浦東新区にある張江納仕国際コミュニティーのアパートが、隔離用の仮設医院の建設地として政府に強制的に徴用されたため、大規模な抗議と衝突を引き起こしたのだという。投稿された動画には、「警察がこのように市民を殴っている。1800人の感染者を私たちのところに詰め込むために、住民やお年寄り、女性を殴る。ひざまずいて許しを求めてもだめで、警察が市民を捕まえる度に殴っている」と泣きながら語っている女性の姿が映っている。

上海政府は先日、中国共産党中央政府が数万人の防疫スタッフを上海に派遣し、防疫を「支援」していることを明らかにした。いわゆる防疫スタッフには武装警察や軍人が含まれている。抗議する市民を追い払った多くの警察官の言動から、市外からきたことがわかると、ネットユーザーはツイートした。

同件に関して中国共産党の公式はまだ回答がないが、中国のプラットフォームで流れている関連する動画や写真が迅速に削除されたという。

中国、極端な防疫で「怪奇現象」が続出

防護服で、野良仕事?