ナショナルホッケーリーグ(NHL)とナショナルホッケーリーグ選手協会(NHLPA)は、感染状況を懸念して来年2月の北京冬季五輪にアイスホッケー選手を派遣しないことで合意したと、複数の米国メディアが22日に報じた。
北京五輪組織委員会によると、冬季五輪期間中に選手が陽性と判定された場合、少なくとも21日間の隔離が義務付けられるという。長期間の隔離はホッケー選手にとって大きい懸念とされており、中国での長期滞在を強いられれば、2月の試合やトレーニング、給与の受け取りに支障をきたす可能性がある。
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【ロサンゼルス共同】によると、北米プロアイスホッケーNHLは22日、所属選手が来年2月の北京冬季五輪に参加しないと発表した。選手会などと参加する方針で合意していたが、新型コロナウイルスの感染再拡大を受けて声明文を公表し「既に50試合が延期になっており、五輪参加がもはや不可能になった」と説明し、中断予定だった五輪期間を公式戦消化のために充てるという。
NHLは1998年長野大会から2014年ソチ大会までトップ選手の五輪出場に協力してきたが、18年平昌五輪は不参加。声明では「26年(ミラノ・コルティナダンペッツォ)五輪での参加を楽しみにしている」と記した。