中国共産党第20回党大会の後、北京四通橋での横断幕事件に続き、北京の歩道橋で再び共産党に対する市民の抗議行動が見られ、習近平を称える巨大な横断幕が破られた。チベット・ラサでは封鎖解除を求めた抗議デモに対し、当局は大勢の警察を派遣し鎮圧した。
北京の歩道橋で習近平の横断幕が破られる
10月27日、ネット上に投稿された動画には、北京の繁華街にある歩道橋で、ある男性が習近平を称える横断幕を引き裂く様子が映し出されている。
男性は、歩道橋に貼られた巨大な政治宣伝用の横断幕を引き裂き、習近平の名前の部分を破った。この男性の行動は、ネットユーザーから賞賛されている。
四通橋の横断幕事件発生後、第20回共産党大会の期間中、北京の主要な高架橋には橋監視員が配置されていたが、ネットユーザーらは「北京にまたタンクマンが現れた！」「大変革の時代、ヒーローが続出している！」とコメントしている。
チベット・ラサで抗議デモ発生
チベット自治区のラサ市では、人々が街に繰り出し、封鎖解除を求めた。10月26日、ラサの街頭で大勢の市民が集まって抗議を行ったが、当局は大勢の警察を現場に派遣し、抗議者を鎮圧した。
別の映像では、ラサの街頭で抗議する人々に対し、地元政府幹部が家に帰るよう呼びかけていたが、人々は関係者を無視し、怒りをあらわにしていた。
ラサの住民
「ご飯がほしい！私たちは生きたいんだ！」
また、別の映像では、暗くなっているにもかかわらず、人々は抗議を続けている。
チベット住民
「警察が人を逮捕している！」
チベット住民
「大変だ！人を殴っている！」
ラサでは都市封鎖が３か月近く続いており、抗議活動は外部からも注目されている。
深夜に女性を無理やり隔離
中国のある居住区で、大勢の大白（新型コロナ感染対策用の白い防護服を着た人）が夜中に住民を隔離しようとしていた。ある女性は泣き叫びながら抵抗したが、最終的には無理やり連れて行かれた。別の女性も二人の大白に引きずられて行った。
中共（中国）警察の横暴は、人々の怒りを招いている。 ネットユーザーらは「人々の苦難の現実を如実に映している！」「まるでホラー映画のようだ」と憤慨している。
南京市民 警察に両手を縛られる
江蘇省の省都・南京市で、警察官の集団が市民を暴力的に取り押さえる動画が拡散され、市民の間で怒りの声が上がっている。
映像では、ある男性が警察と口論しているときに、突然後ろから取り押さえられ、複数の警官が男性の顔や体を地面に押しつけている。 警官の一人が細いロープを取り出し、男性の両手を後ろで縛り付けた。
ネットユーザーは、「これらの警察官はヤクザと何が違うんだ？」と憤慨している。
【引用記事】NTDジャパン https://www.ntdtv.jp/2022/10/58128/
