トランプ陣営の女性弁護士に深夜の脅迫電話 罵詈雑言も
大紀元(2020年11月27日)によると、米トランプ大統領陣営の上級法務顧問のジェナ・エリス(Jenna Ellis)氏はメディアの取材に対して、最近多くの脅迫電話や脅迫メッセージを受けており、なかには身の安全を脅かすものまであると語った。
エリス氏は11月24日、米メディア「ブライトバート・ニュース(Breitbart News)」の独占インタビューで、「自分は何百何千もの脅迫的なダイレクトメッセージなどを受け取った」と述べた。 なかには、彼女の弁護士資格を剥奪するために、弁護士会に苦情を申し立てる活動をするなどの内容もあったという。
エリス氏によれば、こうした弁護士資格の失効を言う者のなかにCNN記者からのメールも含まれる。深夜に数時間にわたり、見知らぬ番号から何十回も着信のある日があるという。
エリス氏は挑発的なメールがあると紹介した内容には、「このメス犬、お前のせいで人間性が蔑ろにされているんだ。お前はレイプされて当然」との罵詈雑言があった。
トランプ陣営の他の弁護士たちも嫌がらせを受けている。嫌がらせ行為は、反トランプ共和党グループ「リンカーン・プロジェクト(Lincoln Project)」から始まった。トランプ大統領のために訴訟を試みる弁護士たちに放棄するよう集団で圧力をかけた。
報道によると、この嫌がらせによりPorter Wright Morris & Arthur弁護士事務所は撤退を余儀なくされた。同事務所は、これらの圧力が内部紛争につながり、そのせいで少なくとも弁護士1人が辞任したという。
しかし、主流メディアはこれら嫌がらせ行為を擁護している。 例えば、米紙ワシントン・ポスト11月12日付は「そうだ、トランプの法律事務所を狙うのはフェアゲームだ(Yes, going after Trump’s law firms is fair game)」と題する記事を掲載した。その翌日、トランプ氏のペンシルベニア州の弁護士が脅迫により辞退を余儀なくされた。
これまでのところ、バイデン氏はトランプ氏の弁護団が脅迫を受けていることについて一切コメントしていない。