大手テックの戦狼手段 削除されたトランプ大統領のツイート Gabが全部復元 

時事

大紀元(2021年1月15日)によると、ソーシャルメディアのツイッターがトランプ大統領のアカウントを永久的に凍結したことは国際的に反発を招いただけでなく、トランプ支持者に強い怒りを覚えさせた。数日前から多くの人が「Gab」のようなプラットフォームに移動している。

「Gabの創業者、Andrew Torba(アンドリュー・トルバ)氏がトランプ大統領のツイッター上のツイートをすべてGabアカウントに復元した」と保守系サイト「Gateway Pundit」が報道した。

トルバ氏は10日の投稿で、トランプ支持者は今「インターネット上で共産主義者に強く押されている」とし、保守派、キリスト教徒、「共産主義に異議を唱える人」は“デジタル大虐殺”に遭遇していると表現し、将来の「ホロドモール」を予測した。同氏は現在サーバーの増設中であることを改めて強調し、ユーザーに耐え続けるよう望んだ。トルバ氏の指す「共産主義者」とは米国の左派のことだと思われている。

一方、最近話題になりさらに有名になったツイッターは、あちこちでボイコットされ、その「悪名」を轟かせている。

Breitbard News Network12日の報道によると、ウガンダ人はソーシャルメディアが選挙に干渉することを恐れ、選挙前に関連するソーシャルメディアのプラットフォームをシャットダウンすることにした。これに対しツイッターは抗議し、ウガンダによるインターネットの閉鎖は「基本的な人権を侵害した」と主張し、また「言論の自由への支援」を呼びかけ、ウガンダによるインターネットの閉鎖に反対した。

また、ツイッターやフェイスブックによる言論弾圧に直面し、テスラの創業者、Elon Reeve Musk氏は12日、フェイスブック上の内容をすべて削除し、フェイスブックとツイッターを完全にやめたことを発表した。

さらに、独占的な地位を占めてきたアンドロイドやアップルのOSに代わる新しい携帯のOSを開発できると示した。この噂の事実確認はまだできていないが、同氏は確かに以前から何度もフェイスブックを公に批判しているという。

現在のソーシャルメディア上での混乱を受け、時事評論家の唐靖遠氏は次のように述べた。

「ツイッターのような少数のテック系が連携してParlerをブロックするのはかなりひどく愚かな行為だ。この行為により今後、インターネットやソーシャルプラットフォームは『私に従う者は繁栄し、私に逆らう者は滅亡する時代になる』とすべての人に教えている。このやり方は中国共産党(中共)の戦狼手段を受け継いでいる」

唐氏は次のような見方も示した。

「中共は戦狼外交の結果、国際社会からの反撃と包囲を引き起こした。現在の中共の苦境はツイッターやフェイスブック、アマゾン などの大手テック企業への教訓となるだろう」

<参考記事>
【 01.15 役情最前線】💥SNSがトランプの全ツイートを復元 ✼金正恩の「秘密資金」・・・途中から

・唐靖遠氏「全体主義に向かって加速する左派勢力 フロリダ州議員が5大テック企業をブロック法案を正式に州知事に提出」14分20秒から