国際人権デー 45か国の法輪功学習者が迫害者リスト提出 

人権

今年の国際人権デーに、45か国の法輪功学習者が共同で最新の迫害者リストを提出し、各国政府に対して中国共産党(中共)幹部とその家族に対する制裁を求めた。制裁内容には、入国禁止や資産凍結が含まれている。
12月10日の国際人権デーに、世界中の法輪功学習者が共同行動を起こし、アメリカ、カナダ、EUを含む27か国の政府に法輪功迫害の加害者リストを提出し、中共幹部の法的責任を追及するよう求めた。
最新のリストには、中共第20回党大会の中央委員の張慶偉や四川省高級人民法院院長の王樹江など、多くの高官が名を連ねている。

世界退党サービスセンターの主席、易中原氏
「中国の人権状況は、世界で最も悪いものの一つだ。法輪功学習者に対する弾圧は増加し続け改善が見られない」と述べている。

中国民主陣線ニューヨークの主席、陳偉傑氏
「臓器の生体摘出は、人類史上最も邪悪な(中国共産党)政権の行為の一つだ。被害者は麻酔なしで自分の臓器が摘出される様子を目の当たりにする。中共はこの生体臓器の強制摘出を産業チェーンとして確立し、笑顔でこれらの行為を行い、軽々しく話すことができる。国家の支援を受け、軍隊や軍病院、政府、部隊がこの違法で非人道的な臓器狩りを行っている」

法輪功への中共の迫害は25年続いているが、各国政府もこの真実を理解し、中共による迫害に対抗する具体的な行動を取り始めている。今年の人権デーに、カナダは法輪功迫害に関与した8人の中共高官に制裁を課すことを発表した。また、6月には米国議会下院が全会一致で「法輪功保護法案」を可決し、中共による法輪功迫害を非難し、関与者への制裁を要求した。

易中原氏
「これらの幹部の海外資産を凍結することは、確かに効果がある。人権を侵害しているこれらの幹部は、国内で市民を弾圧しながら、同時に海外で良い生活を送りたいと考えている」

陳偉傑氏
「これらの中共の高官の子供たちは全員、アメリカや他の自由民主主義国家にいる。彼らは独裁国家や南アフリカ、ロシア、イラン、北朝鮮ではなく、自由な国に住んでいる。そして、国民全体に自由民主主義国家を憎むように仕向けている。これは矛盾していないか? 中共幹部の海外資産と彼らの家族の国籍を凍結し、公表することこそが、中共が最も恐れていることだ」

※法輪功:
1992年中国で伝え出された気功で、身体の健康と道徳心の向上に顕著な効果があったため、わずか数年の間に1億を超える人々に愛好されるようになった。しかし、当時の国家主席・江沢民(2022年11月30日に死去)は法輪功の爆発的な人気に強く嫉妬し、自分の権力を乱用し中国共産党を利用して、1999年7月20日に法輪功に対する弾圧を発動した。しかも、この弾圧を正当化するために、あらゆる手段を使って国内外へ捏造した情報を流し、徹底的に法輪功を悪者に仕立て上げた。中国共産党による法輪功への前代未聞の迫害は現在も続いており、不法逮捕、拘禁、強制労働、拷問、性的暴行などから生体臓器狩りという国家犯罪にまで及んでいる。
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【参考記事】大紀元、新唐人テレビ