法輪功への迫害 中国共産党数々の残虐な手口

人権

法輪功は1992年、中国で李洪志氏によって伝えだされた気功であり、身体の健康と道徳心の向上に素晴らしい効果があった。そのため当時の中国政府の推奨もあり、わずか数年の間に一億人を超える人々に愛好され、李氏は絶大な信望を集めるようになった。

しかし、人々の尊敬や感謝の念が李氏に集中することに当時の国家主席・江沢民は強い嫉妬心を持つようになる。そして個人の嫉妬心から1999年7月20日より中国共産党の権力を乱用し何の罪もない法輪功学習者たちに対し前代未聞の迫害を開始した。この25年間にもおよぶ人類史上類を見ない迫害はいまだに多くの学習者を苦しめている。

江沢民は弾圧のためにありとあらゆるメディアを使い、法輪功への誹謗中傷を大量に流し続けた。そして国内だけでなく海外にまでその捏造情報を発信している。法輪功を危険な政治団体のように決めつけ、人々をだまし続けた。事実を捻じ曲げ「4.25陳情」を「中南海包囲攻撃事件」と虚言を弄したり、自作自演の「天安門焼身自殺事件」をでっちあげる、などがその実例である。

また法輪功について知識のない海外メディアも、中国共産党の悪意あるデマを拡散し、深刻な報道被害を招いた。

中国共産党の誹謗中傷や残酷な迫害にも関わらず、法輪功学習者たちは法輪功を放棄しなかった。さらに、自らの生命の危険をも顧みず人々に真相を伝えていった。しかし、中国共産党に騙された人々の中には警察に密告する者もおり、法的な根拠のないまま不当逮捕や投獄が横行し、善良な学習者を苦しめた。学習者の中には職場で圧力を受け、家族への嫌がらせや子供への嫌がらせなどにより流浪生活や一家離散などの悲惨な状況に追い詰められた人も多い。

この前代未聞の迫害は、江沢民が「肉体を消滅させ、名誉を失墜させ、財力を奪え」という方針を出したためであり、警察や治安関係者らは法輪功学習者に容赦なく襲いかかった。共産党幹部らは、法輪功学習者を逮捕したり残酷な拷問を行った部下に褒賞を与え、迫害をエスカレートさせていく。
以下は法輪功学習者たちが受けた残酷な迫害の一部である。
【家族への嫌がらせ 子どもへの差別】
中国共産党はしばしば、法輪功を放棄しない学習者の家族をターゲットとした。学習者の配偶者や子どもは職場や学校で監視され、嫌がらせを受け、頻繁に家宅捜索を受けた。家族への圧力はやがて家庭の不和や家庭内暴力、離婚へと繋がるため、学習者への心理的な重圧になっている。学習者の子どもたちは学校でいじめの対象になる。後の人生において、進学や就職において不利益を被ることもある。中国共産党は、子供の境遇を悲しむ親心を利用し、学習者の法輪功を続ける意志を打ち砕こうとする。数えきれない学習者が逮捕され、拷問を受け、強制労働を強いられ、あるいは殺害された結果、多くの子供たちが孤児となっている。
【経済的迫害】

学習者が法輪功を続ける為、職場から解雇され、また自宅や財産を没収され、追跡を逃れるため流浪生活を強いられている。

【強制労働】
法輪功学習者は公正な裁判を受けることなく、法的根拠もないまま判決を下される。労働教養所(2013年に廃止)に収容された学習者らは1日20時間以上もの労働を強いられ、玩具や箸、衣類、電子機器などを作らされている。多くのものはアメリカなど先進諸国に輸出される。命令に従わない学習者や生産ノルマを達成できない人は殴打や拷問、睡眠剥奪といった仕打ちを受ける。

【殴打と拷問】
一般的な拷問方法として、電気ショック、監禁、真夏に直射日光に晒される、厳冬に薄着で屋外に出される、などがある。多くの生存者は、高電圧のスタンガンで長時間に及ぶ電撃を受けたと証言している。電気ショックによって皮膚に火傷を負い、ときに内臓も損傷を受ける。また、長時間にわたって苦痛を伴う姿勢のまま手錠をかけられることもある。

【強制摂食】
刑務所の看守は、抗議のためにハンガーストライキをする学習者に強制摂食を行う。鼻から食道にかけてチューブが挿入され、息が詰まり、耐え難い痛みを引き起こす。学習者はしばしば粥や生理食塩水、成分不明の薬物、唐辛子、酒、さらには体液を強制的に飲まされる。
【有害物質の投与】

法輪功学習者は拘留中に有害な物質や未知の薬物を投与されることがある。看守が学習者の食事や水に有害な物質を混入させる。そのため、学習者が釈放された後に突然体調を崩したり、病気で死亡したりするケースも多い。

【人格の侮辱】
人格への侮辱も学習者の精神を痛めつける。収監された学習者はトイレの利用を禁止されるほか、女性の学習者は月経時にナプキンを使うことも許されない。裸にされ、公衆の面前で辱めを受けた学習者もいる。また、カメラの前で「罪を告白」するよう強要される。

【洗脳施設】
中国共産党の洗脳施設は「教育センター」と呼ばれる。学習者は、法輪功を誹謗中傷するプロパガンダ映像を強制的に何時間も見せられる。学習者は常に監視され、肉体的・精神的な拷問を受ける。

【精神科病院】

健康な法輪功学習者は精神異常者のレッテルを貼られ、精神科病院に収容され、成分不明の薬剤を投与される。これにより幻覚を起こしたり、神経系統にダメージを与えることがある。

【生体臓器狩り】

法輪功に対する弾圧が始まるのとほぼ同時に、中国の臓器移植産業が急成長した。複数の調査報告によって、中国全土の病院で法輪功学習者の生体から臓器を強制的に摘出し、収益目的の臓器移植に使われていることが明らかになった。

【引用記事】大紀元 2024年7月14日
【参考資料】法輪功について