欧州議会で中共による法輪功への迫害を非難し停止を求める決議が採択 

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欧州議会で18日、中国共産党による法輪功に対する迫害を非難し、停止を求める決議が採択された。こうした迫害と組織的な臓器収奪は「頻繁に」報告されているとし、加担者に対して制裁を課すようEU加盟国に求めた。

決議は、法輪功への迫害政策を実行するのは「中国」ではなく「中国共産党(中共)」と指摘し、「1999年以来、法輪功を根絶するための体系的な迫害に従事」、「迫害の結果として拘留、心的虐待、強制放棄、臓器摘出に遭っているとの報告を頻繁に受け取っている」とした。

このほか、当局に不法逮捕された丁元徳さんと馬瑞梅さん夫婦のケースをあげた。山東省日照市在住の2人は昨年5月、不当に逮捕された。ドイツ在住の息子・丁楽斌さんが両親の釈放を訴えたため、一家は警察からさらなる圧力を受けている。

法輪功は1992年中国で伝え出された気功で、宗教や政治に関与することはなく、身体の健康と道徳心の向上に顕著な効果があったため、わずか数年の間に1億を超える人々に愛好されるようになった。しかし、当時の国家主席・江沢民(2022年11月30日に死去)は法輪功の爆発的な人気に強く嫉妬し、自分の権力を乱用し中共を利用して、1999年7月20日に法輪功に対する弾圧を発動した。以来、法輪功学習者は拘置所や労働収容所、刑務所そして精神病院に拉致監禁されてきた。生きている法輪功学習者から臓器を摘出し、移植用に売買する「臓器狩り」という国家ぐるみの犯罪まで横行している。

【引用記事】大紀元2024年1月19日