オタワ発表 「中共の法輪功への海外干渉と弾圧報告」

人権

10月25日、カナダ法輪大法学会は首都オタワで最新報告書を発表し、中国共産党(中共)による24年間にわたる法輪功への海外干渉と国境を越えた弾圧を暴露した。

カナダ法輪大法学会代表の戴工羽氏
「中共の法輪功への迫害はカナダにまで及び、法輪功学習者の安全と安心を脅かすだけでなく、カナダの(法輪功に対する)基本的価値観と正常な運営を蝕んでいます」

100ページに及ぶこの報告書は、(中共が)法輪功を弾圧するために、カナダで選出された公的立場の人や社会のあらゆる分野に対して影響を及ぼそうとする中共の動きを網羅している。

戴工羽氏
「中共は広範かつ積極的に人々の考えを操り、法輪功に対する中共の誹謗中傷を受け入れるよう、選挙で選ばれた役人に影響を与えています」

報告書はまた、中共が政治的浸透、操作、脅迫、扇動、風説の流布、サイバー攻撃、監視などを通じて、カナダの法輪功学習者を妨害し、弾圧してきたことを明らかにした。

戴工羽氏
「こうした手口は、中国大使館や領事館だけでなく、カナダ国内にいる中共の諜報員や工作員も実行しています」

何人かの法輪功学習者は迫害の経験を語った。

トロントの法輪功学習者・張天嘯さん
「ある中国人が銃を持って私の家へやってきて、友人に私の2人の子供を引き渡すよう脅迫しました。子供たちはクローゼットの中に隠れました」

トロントの法輪功学習者・李傑夫さん
「ある男が市役所に貼り出した私たちの横断幕を破り捨てました。昨年、この男はチャイナタウンで別の法輪功学習者を襲い、彼女の携帯電話を奪って攻撃しました」

カナダ法輪大法学会は、中共の干渉と国境を越えた弾圧を制止させるため、政府に11の提案を提出した。

戴工羽氏
「カナダは中共の浸透に断固とした態度で対応し、効果を上げるためには(この問題を)最優先課題としなければなりません」

法輪功は1992年中国で伝え出された気功で、宗教や政治に関与することはなく、身体の健康と道徳心の向上に顕著な効果があったため、わずか数年の間に1億を超える人々に愛好されるようになった。しかし、当時の国家主席・江沢民(2022年11月30日に死去)は法輪功の爆発的な人気に強く嫉妬し、自分の権力を乱用し中国共産党を利用して、1999年7月20日に法輪功に対する弾圧を発動した。以来、生体臓器狩りにまで及ぶ残虐な迫害を続けている。

【引用記事】新唐人(2023年10月27日)