法輪功迫害のドキュメンタリー映画「冷戦の中のカナリアたち」

人権

1992年中国で伝え出された法輪功(気功)は、身体の健康と道徳心の向上に顕著な効果があったため、数年の間に1億を超える人々に愛好されるようになった。しかし、当時の国家主席・江沢民は、法輪功の爆発的な人気に強く嫉妬し、1999年7月から、法輪功学習者に対して「名誉を汚し、財産を没収し、肉体を消滅せよ!」と人類史上類を見ない残虐な迫害を開始した。

「真・善・忍」に基づいて自らを律し、善良で高尚な人間になろうとする、何の罪も無い法輪功学習者を不法に逮捕、監禁し、懲役を科して地獄のような強制労働、拷問、性的虐待など凄まじい迫害を今なお続けており、死に至った人も計り知れない。中でも最も残酷なのは、不当に監禁された法輪功学習者から、心臓、腎臓、肝臓などの臓器を生きたまま摘出し、その臓器を移植用に高値で売るという「臓器狩り」だ。

このドキュメンタリー映画は、2021年の初め、シンガーソングライターで人権活動家のジェームズ・ホワイトが、北京冬季五輪を批判する曲を作るためにワシントンDCに赴き、中国で拷問された法輪功学習者の三姉妹のすさまじい話を聞くことから始まる。その後、三姉妹から聞いた話を深く理解しようと、大西洋を横断し数名の専門家の話を聴いていく。米国務省元顧問、フリーダムハウス、中国(臓器収奪)民衆法廷、BitterWinterなどの外交政策のコメンテーターたちが綴る話題のドキュメンタリーだ。

【題名の解説】英語には「鉱山のカナリア」という表現がある。炭鉱で二酸化炭素を測量するためにカナリアが用いられる。カナリアは鉱夫に比べて呼吸が早く、体も小さく、新陳代謝も良いので、鉱夫より先に倒れ、鉱山の危険性を鉱夫に警告する。ここでは法輪功学習者がカナリアにたとえられ、世界の人々に中国共産党の危険性を警告してきたことを指摘している。

【監督】マシアス・マグナソン
国連、スエーデンのテレビ局を経て米国に制作会社を構えるスウェーデン人の受賞実績のある映画制作者。

【予告編】

本編はこちらから→https://www.ntdtv.jp/2022/04/56049/

法輪功についてはこちらから→https://fkms.info/