新型コロナウイルス 西安の感染拡大 人民解放軍が隔離エリアに駐在

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西安では12月23日から都市封鎖が始まっているが、いまだに新型コロナウイルス(中共ウイルス)の感染拡大が続いている。12月28日には、人民解放軍(中共軍)の医療チームが中共ウイルス指定病院の隔離エリアを引き継いだ。これによって、現地の感染拡大状況の深刻さが浮き彫りになっている。

中共国家衛生健康委員会が12月28日に発表したデータによると、27日に中国全土で182人の新規感染者が確認された。182人のうち180人は陝西省の感染者で、西安の感染者数はそのうちの175人を占めていた。最新データーでは、12月29日にも207人の新規感染者が確認されたとしているが、実際の人数はこれを上回っていると考えられる。

西安では12月23日から都市封鎖が始まっているが、感染者数はいまだに増加しており、当局は12月27日に再び対策を強化して、封鎖エリアからの外出を厳格に禁止している。

ネットユーザーが投稿した画像や動画によると、12月27日に警察は市内全域の各大通りに対し非常線を張って外出者を厳しく取り調べており、多くの人が通りで警察に連行されている。地元当局の「重要通知」では、「警察に拘束された場合、勤務先は直ちに解雇手続きを取る」よう通告しており、関連の責任者もその責任を追及されるという。

感染対策がうまくいかないことから、12月28日早朝に西安空軍軍医大学から150人の医療チームが派遣され、西安の指定病院の隔離エリアを急遽引き継いだ。官製メディアの人民日報は、この医療チームは以前に「武漢火神山医院」にも出動したことがあると報じている。

あるネットユーザーはこれに対し「西安は結局のところどんな状況にあるのだ。解放軍の出動が必要なのか?」と疑問を呈している。

これと同時に、中共の極端な防疫対策によって「二次的な」悲劇も露呈し始めている。家に閉じ込められている大勢の市民が、物価の高騰や野菜が買えないこと、そして命の危機を感じているといった苦情を口にするようになった。

西安市 王さん
「今、野菜の値段が特に高騰している。今はどれも値上がりしていて、上がっていないものはない。(野菜の値段は)2倍以上になっている。問題は値段が倍になっても野菜が手に入らないことだ。野菜を運んで来られないのだ。私たちのいる場所は疫病エリアで、道路のあちこちが封鎖されて物資が入ってこれない。今は野菜と果物、そして肉が不足している。近くの薬局はすべて閉まっていて、薬を買いたくても手に入らない」

 

12月26日、当局が寒空の下で市内全域を消毒したために、消毒液によって路面が凍結し、交通事故が多発した。あるネットユーザーは、運転手がブレーキをかけても車が止まらず、運転手は現場で死亡したと投稿している。

【引用元】NTDジャパンhttps://www.ntdtv.jp/2021/12/54201/