中国武漢、1日のうちに3つの小児心臓移植を同時施術、ドナーは誰?

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中国CCTVニュースの報道で河南省に複数の臓器移植センターを設立した。(ネット写真)

中国湖北省武漢市にある武漢協和病院では11月7日の一日の内に、ドナー不明の3つの小児心臓移植手術を完了したことがわかった。一方、最近、10代の少年少女の失踪事件が多発していることから、臓器売買との関連を疑う憶測が広がり、ネット上で恐怖が広がり始めている。

複数の中国メディアの報道によると、武漢市にある華中科技大学同済医学院附属協和病院(別名:武漢協和病院)の心臓大血管外科の董念国教授と、病院の中国共産党(中共)委員会副書記の夏家紅教授、蘇偉教授、王国華副教授ら20人以上の医療・看護スタッフチームが、3名の男児に心臓移植手術を同時に行ったという。

報道では、移植を受ける3名の男児、拡張型心筋症を患う浙江省杭州市出身の童童(仮名、4歳)くん、拘束型心筋症を患い、同じ病気を患う姉を亡くした山東省出身の慷慷(仮名、12歳)くん、そして重度の拡張型心筋症と心不全を患う四川省出身の浩浩(仮名、12歳)くんのことを紹介した。

一方、ドナーについて「それぞれ北京市、広東省広州市、広西省南寧市から」以外、年齢、性別、死因などの状況を一切言及せず、仮名さえ言及しなかった。報道によると、董念国教授のチームは11月6日、北京市、広州市と南寧市からマッチングするドナー心臓が得られるとの連絡を受けたという。ドナー心臓は現地の医師が入手し、11月7日に空路で武漢に到着した。しかし、ドナー心臓を入手した病院に関する情報が一切触れられていない。

さらに驚くことに、ドナー心臓は3つに限られない可能性がある。元メディアマンの趙蘭健氏はツイッターで「ここでの3つのドナー心臓は実は9つの可能性がある。つまり、1つの手術のためにそれぞれ3つの生体ドナーが用意された可能性があると、ネットユーザーが情報を提供してくれた」とつぶやいた。

ネットユーザーから多くの疑問の声が上がった。

「(ドナーは)どこから来たのか自明な事だろう。第一、病気で亡くなった子供の人数はそこまで多くない。第二、中国人は保守的で、死後に臓器を提供したいという成人も少ないから、子供が自発的に提供したいと思うことがない。第三、子供、特に小さな子供を失い、心が抉られるほど悲しむ親は、子供をきちんと埋葬したいとしか考えられず、臓器提供なんてとんでもない。こうした事情の中で、1日の内に子供の3つの心臓が提供されているというのか。それはどこから来たのか、みなさんご自分で考えてみて下さい」

「どこから子供の心臓を今度はもぎ取ってきたのですか?3人の子供の命を救うために、別の3人の子供が心臓を奪われ殺されたのでしょう。このような馬鹿げた、邪悪で恥知らずな世界が存在して良いのでしょうか?」

武漢市の協和病院は中国でトップの「臓器移植」病院となった。ネットユーザーによると、「武漢市では600人以上の学生が行方不明になったけど、そのうち遺体が見つかったのは3人しかおらず、しかもすべて自殺だと判断されている。武漢市の病院数は全国2位。うち30軒は臓器移植手術を行う。湖北省は人体臓器輸出の主要な省の一つで、そこには世界第2位の人体臓器売買の利益連鎖が存在する。その後ろには中共当局の背景があり、多くの高級幹部とその親族が関与している。この人たちは、巨大な国家機構を使い、痕跡を一切残さず、前代未聞の反人類的な悪事を働いている」という。

【引用記事】看中国 https://www.visiontimesjp.com/?p=38519