河南省鄭州市のフォックスコンで11月23日未明、新たに採用され従業員は騙されたと主張、工場のある園区から逃げ出そうとし、現場にいる警察官と激しく衝突した。衝突はエスカレートし、催涙ガスを使用する警察に対し、従業員は消火器で反撃したという。
ネットユーザーが投稿した動画には、フォックスコンが全国各地から新たに採用された従業員らが、フォックスコンに騙されたと主張し、大量の従業員が園区の入り口に集まり、一斉に園区から逃げ出そうとしている様子が映っている。
※「フォックスコン」《Foxconn》は台湾に本社を置く企業グループ。正称:フォックスコン・テクノロジー・グループ(鴻海(ホンハイ)科技集団)。電子機器受託生産(EMS)の世界最大手。中核企業は鴻海精密工業。生産拠点は主に中国。アップル社のiPhone(アイフォーン)の製造などで知られる。(コトバンクより)
ある従業員は「事件発生の原因は2つある。1つは、契約の工期が3月15日まで(無断)延長された。もう1つは、工場内にコロナの陽性患者がいる。新入りの従業員たちは新型コロナウイルスに感染したくないから、園区を飛び出し、帰郷しようとしたところ、駆け付けてきた警察隊と衝突した」と暴露した。
情報筋によると、11月23日午前5時、従業員と警察の衝突はエスカレートした。警察は催涙ガスを使用し、従業員は消火器を使って反撃したという。
現場の様子が映る動画によると、11月23日朝、園区の入り口はすでに警察、特警に囲まれ、従業員たちは宿舎エリアに集まり、遠くで警察側と対峙している。入り口あたりは、まるで戦争が発生したかのように荒れている様子が映っている。
【引用記事】看中国 https://www.visiontimesjp.com/?p=38517