中国各地での抗議行動 「ゼロコロナ政策」への不満高まる

時事

中国共産党(中共)当局は、第20回共産党大会後、いわゆる「コロナ対策最適化措置20条」を打ち出したが、各地では大規模なPCR検査や非人道的な封鎖管理、大規模な仮設隔離施設の建設などが進められ、人々の不満を引き起こしている。

ネットユーザーによると、内モンゴル自治区フフホト市では仮設の集中隔離施設が大量に新設されているが、当局は施設を陽性者でいっぱいにするのが目標だとしている。居住区では、陽性者が1人見つかると、ビル全体の住民が強制的に隔離施設に送られ、警察が来て隔離を拒絶する住民を連れて行くという。

内モンゴルフフホトの住民
「私が濃厚接触だと言いたいのなら、PCR検査担当のあなたは、私が陽性なら、あなたは濃厚接触者ではないのか?」

警察の代表
「ええ」

内モンゴルフフホトの住民
「あなたは濃厚接触者ではないのか?」

警察の代表
「ええ」

 

当局が11月10日にいわゆる「コロナ対策最適化措置20条」を打ち出してから、各地では大規模なPCR検査や非人道的な封鎖管理、大規模な隔離施設の建設などが進められている。

広東省広州市では、重症患者は一例も報告されていないにもかかわらず、当局は17日、隔離施設の建設を加速し、24万人以上を収容する計画を発表した。広州市民の魏さんは、「隔離施設の建設は3年間ずっと続いている。今日はここを掘って、明日はあそこを掘る。なぜかと言うと、儲かるからだ。財政から金を引き出して、納税者の金を自分の懐に入れるのだ」と述べた。

中共当局は民衆の生活と経済を無視し、「ゼロコロナ」政策を続けているが、感染者数は増加する一方で、11月17日、当局は新規感染者数が再び2万人を突破したと発表した。

時事評論家 文昭氏
「中国共産党のこの種のスローガンは昔からあります。 実は責任逃れのためのトップダウンの政治戦術なのです。 問題が起きたら、指導層は、しっかり執行しなかったとして、下に責任をなすりつけます。あえて大胆な予想をするならば、このコロナ対策最適化措置と三つのゆるぎない政策を同時に発表したことは、つまり、中国が動乱のリズムに入ったことを宣言したことに等しいと言えるでしょう」

【引用記事】NTDジャパン https://www.ntdtv.jp/2022/11/58215/

立ち退き通告に怒り? 「ゼロコロナ」広州の暴動

中国が続ける厳しいゼロコロナ政策をめぐり、広東省広州市で混乱が広がっている。14日夜、地区封鎖(ロックダウン)や突然の立ち退き通告などに対して住民の怒りが爆発。バリケードをなぎ倒すなどの暴動になり、治安部隊が鎮圧に乗り出す事態になった。

暴動が起きたのは、広州市中心部から南へ約7キロの海珠区の下町。SNSに投稿された複数の動画によると、飲食店などが立ち並ぶ道路の両側に立てられた赤いバリケードを、住民が「オォー」と声を上げながら次々となぎ倒した。

【引用記事】朝日新聞 https://digital.asahi.com/articles/ASQCJ6RGMQCJUHBI049.html

 

広州市海珠区、湖北省の出稼ぎ労働者「約20万人大脱出」

中国広州市海珠区で大規模な抗議が発生した後、海珠区では湖北省からの大勢の出稼ぎ労働者が脱出して帰郷しようとしている。 現在、海珠区鷺江、康楽村などで、衣料品産業に従事している湖北省からの出稼ぎ労働者が大勢いる。
情報筋によると、広州市海珠区には約20万人の湖北省からの出稼ぎ労働者がおり、康楽村だけでも10万人がいるという。今これらの出稼ぎ労働者が海珠区から逃げ出している。

【引用記事】看中国 https://www.visiontimesjp.com/?p=38410