中国のソーシャルプラットフォーム・微信(WeChat)を通して、香港の民主化運動を支援したとして中共警察から不当な調べを受けた中国の若者、丁一多氏は、自由と民主主義を求めて海運の仕事をしている時に、米国に逃亡した。彼は「中国は一つの大きな刑務所であり、そこには言論の自由や真実の報道はありません」と人民の殺戮も構わない中国共産党(中共)の暴政について語っている。
丁一多氏は、いわゆる中国政府が実施した「計画生育」(一人っ子政策)に違反して妊娠した子供だったため、母親のお腹にいる時から政府の強制中絶から逃げ回り、なんとか生まれてきたものの家族全員が困難な生活を強いられていた。「一多」、つまり一人っ子より一人多いという意味で名付けられた名前だという。
「一人っ子政策を違反したことにより、教師だった父は仕事がなくなり、家族の収入源がなくなりました。この社会は問題があまりにも多く、いまはまた掌返して子供をたくさん生むと奨励するとまで言うのです。」
「民主主義の国家では、誰もがどこでも自由に勉強することができます。良い教育を受けるのに持家なんて必要ありません。中国共産党の戸籍制度はたくさんの人を殺しました。毛沢東が作り出した戸籍制度は、農民が農村部から出るのを禁止するためのものであり、農民が田舎から出て都市部へ流れ込むのを禁止するためのものです。つまり、人を「飼育」するのです。これは人間性を消滅させることであり、これらは言うまでもなく中国共産党が仕出かしたことです。」
丁一多氏が中国本土に住んでいた時、WeChatグループを作り、香港の民主化運動に注目したという。
丁一多氏が「海外にいる皆さんは、経済的に余裕のある人はお金を出し、経済的に余裕のない人は力を出し、孫中山先生のように実際の行動を持って、腐敗したこの独裁政権を転覆すべきだ」という話をした時、グループの中に知らない2人の人物が入っていたのを発見して、彼らをグループから外した。
しかし、当日すでに動きがあり、昼すぎごろ、丁一多氏は警察に連行されたという。
警察の脅迫を受けて、丁一多氏は、これからいかなる発言もしないことを誓約させられ、彼が作ったWeChatグループは警察によって強引に解散させられた。
彼はその後もっと不可解なことに遭遇する。公安によって採血をされたのだ。
「別の建物に連れて行かれ、指紋を取られ、血液検査と身長も測られました。その後、人が来て、今後再犯したら、お前の臓器を奪い取って、お偉いさんたちに使うかもしれないぞ」と脅されたという。
中共に抵抗する者は全て臓器狩りの対象になり、臓器移植患者が現れると臓器を強制摘出され、殺されることを警察も周知しているということだろう。
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自由と民主主義を願っていた丁一多氏は、海運に勤めていた時に米国へ逃亡した。その時のことを彼はこう語った。
「当時救命衣を着て海へ飛び込みましたが、溺れてしまって危うく死ぬところでした。私は捕まるのを恐れて救命衣を脱いで下の長灘港の縁石につたって歩きました。人に発見されるのを恐れて高速では行けませんでした。早朝の4時でも人目につかないよう、できるだけ低いところを歩くようにしました。体が海水に浸かると、縁石から滑ってしまいます。とても危険です。本当に滑り落ちると泳げない私は死ぬしかありませんでした。」
丁一多氏は、「中国は一つの大きな刑務所であり、そこには言論の自由や真実の報道はありません。人々はネット封鎖を突き破って、より多くの真実を知るようにならなければなりません。そうしてはじめて社会主義の正体を真に理解することができるのです。」と述べた。
【引用元】
・https://m.ntdtv.com/gb/2021/12/02/a103283335.html/amp
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