米メディア編集長・シュワイザー氏はインタビューの中で、「中国共産党は、米政府高官を性的誘惑で腐敗させ、ビジネス利益で議員を賄賂で買収するなど冷戦という手口で、米国に対して真の挑戦と脅威を与えている。だからこそ、中国共産党との対決で確実に勝利するための政策を制定しなければならない」と主張した。
看中国(2021年3月18日)によると、FOXニュースの番組「サンデー・モーニング・フューチャーズ 」の司会者であるマリア・バーティロモ氏は14日、「ブライトバート・ニュース・ネットワーク」のピーター・シュワイザー編集長にインタビューした。シュワイザー氏は影響力を強める中国に米国がどう対応すべきかについて考えを述べた。
中国共産党は、米政府高官を性的誘惑で腐敗させ、ビジネス利益で議員を賄賂で買収するなど冷戦という手口を通して米国と競争しており、旧ソ連よりもこの種のことにお金をかけていると、シュワイザー氏は述べた。そして、「これは大問題なのだ。我々は(中国共産党に)挑戦することも、リーディングポジションを維持することも、中国を変えることもできるが、それを成し遂げるためには、リーダーシップスキルを持ち、難しい決断を下せる指導者が必要だ」と述べた。
しかし、同氏はワシントンD.C.には決断をしたくない人が多くいると考えている。「彼らは安逸を求めており、北京を宥めることで多くのお金を稼いでいるからだ。共和党と民主党のリーダーがいずれも中国共産党から利益を得ている。彼らは北京にとても満足している。これはとても心配で無視できないことだ」
シュワイザー氏はペロシ氏とファインスタイン氏を例に挙げた。「エリック・スウォルウェル下院議員が中国共産党のスパイである方芳氏と特別な関係にあるため、米国の機密情報に接触させるべきではないことは誰もが知っている。しかし、彼は方芳氏との関係を明らかにすることを拒否した。スウォルウェル氏に問題があるにもかかわらず、ペロシ氏は彼を下院議員の情報委員会委員に再任させた」
「ペロシ氏の過去を振り返って見てみると、彼女はかつて北京当局に反対していた。2000年前後に夫のポール・ペロシ氏が北京と関わり始めたので、彼女が態度を和らげるようになった」
「ダイアン・ファインスタイン氏は上院情報委員会のメンバーであり、委員長を務めていた頃、彼女の夫であるリチャード・ブルム氏が北京で中国共産党と大きな取引をしていた。中国の国有企業は彼の家庭を非常に金持ちにした」
「ミッチ・マコーネル氏の妻である趙暁蘭(イレーン・ラン・チャオ )は米運送長官であり、彼女の家族はForemost Shiping Groupという会社を持っている。中国共産党は彼らの海運会社の造船に出資し、2017年に趙暁蘭家族と、1隻4700万ドルの大型貨物船を計10隻建造する一連の契約を結んだ」
中国共産党の浸透に対し、シュワイザー氏は、2017年のトランプ氏の中国共産党に対する厳しい政策だけでは、まだ十分ではないと考えている。同氏は「米国が直面している根本的な問題は、中国ではなく、中国共産党であることを、アメリカ人は知る必要がある。中国共産党政権は、米国に対して真の挑戦と脅威を与えている。習近平氏はすでに世界に彼の残虐で強硬な独裁体制を見せつけている。だからこそ、中国共産党との対決で確実に勝利するための政策を制定しなければならない」と主張した。
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