バイデン氏は次期大統領として閣僚名簿を発表した。オバマ時代のメンバーが多く、国務長官にブリンカン氏、国家安全保障補佐官にサリバン氏を任命し、バイデン氏と緊密な関係があると論議を呼んでいる。サリバン氏はヒラリー氏の配下で、トランプ氏の「ロシア疑惑」を作った首謀者らしい。
大紀元(2020年11月27日)によると、バイデン氏は11月24日、次期大統領として初の閣僚名簿を発表したが、ほとんどがオバマ時代のメンバーでこのうち、国務長官に任命されたブリンカン氏と国家安全保障補佐官に任命されたサリバン氏の2人は最も論議を呼んでいる。
ブリンカン氏はバイデン氏とオバマ氏の側近で、オバマ大統領1期目にバイデン副大統領の補佐官を務め、2期目にホワイトハウスの国家安全保障担当副補佐官と国務副長官に相次いで抜てきされた。
ブリンカン氏が、国務長官になるという噂が浮上し、一番喜んでいるのは中共だろう。中共メディア「環球時報」の英語版は直ちに文章を発表し「新しい米国官僚が中米関係を『理性』の軌道に戻す」と述べ、専門家の言葉を引用し「ブリンカンの対中政策はより柔軟になるだろう」と述べた。というのは、現在ポンぺオ国務長官の態度があまりに強硬で世界各地で同盟を結成し、赤い共産勢力を包囲しており、それは中国共産党が息苦しさを感じている状態を如実に表している。
24日フォックス・ニュースがブリンカン氏とバイデン家の関係を掘り出した際、ブリンカン氏はハンター・バイデン氏との付き合いが深いことがわかった。「情報自由法」(FOIA)により、共和党が米国務省から入手した電子メールによると、ハンター氏は2015年ウクライナのガス会社「ブリスマ」の取締役を務めていた時、当時、国務副長官だったブリンカン氏に面会を求めた。毎月5万ドルもの報酬を手に入れていたハンター氏はブリスマ社のためにあちこちでロビー活動を行っていた。彼は当時副大統領だった父親の威光を借りて、ウクライナ当局が行なっていた「ブリスマ」への汚職捜査を停止させようと、米国政府を説得しようとしていた。
公開の記録では、ブリンカン氏とハンター氏はブリスマについて言及していないが、少なくとも明らかに2人は一般的な関係ではないという。
もう一人バイデン氏が予定している大統領補佐官サリバン氏のことだが、この人物はヒラリー氏の配下で、2016年の大統領選挙当時、ヒラリー候補の選挙運動の高級政策補佐官だった。FBIがヒラリー氏の「私用メール疑惑」を捜査していた時、サリバン氏はヒラリー氏に提案し、「ロシアがトランプ氏を助けてライバルにダメージを与えるため、私用メール疑惑を利用している」という作り話をでっち上げた。つまり彼がトランプ氏の「ロシア疑惑」を作った首謀者だという。
サリバン氏はオバマ時代にはホワイトハウス政策企画局長とバイデン氏の国家安全保障の補佐官を務めており、バイデン氏との関係も普通ではない。いわゆるこの「バイデン内閣」は大半が古株の政治家を使っており、左派高官が利益を分け合った結果なのだ。「オバマ氏がバイデン氏を利用して、大統領3期目を実現した」とネットユーザーがいうのも無理はないかもしれない。
しかし、アメリカ大統領選挙の結果がまだ決まっていない状況で、もしトランプ氏が訴訟で結果をひっくり返したら、バイデン氏が内閣名簿を発表したことはとてもみっともない政治劇になることだろう。
リン・ウッド弁護士はこの二日間、ジョージア州の人口第3位のコブ郡の投票所前に業者のシュレッダートラックが出現していたことについて、ツイートを連発した。動画や写真を撮影した人々は投票用紙を破棄しているのではないかと疑問視している。疑問視は市民だけではなく、紙シュレッダー処理を扱う会社も同じような疑問を持っている。
コブ郡最大の都市マリエッタでは、「A1Shredding & Recycling」という会社が先週金曜日(11月20日)、コブ郡の選挙部門から公園の活動センターに呼ばれ、各種文書の処理を手伝うことになったが、その中には有権者情報入りの封筒もあったようだ。「A1Shredding & Recycling」は直ちに、提供された書類の機密性を考慮し、「私たちは検査しません。またお客様から依頼を受けた書類の内容もわかりません」と声明を出した。彼らが何をシュレッダーしたのかわからないが、ウッド氏はジョージア州の州務長官のオフィスとFBIにコブ郡の選挙部門の動きを報告し、調査を求めている。大きな論争を引き起こしたため、コブ郡選挙委員会は本日(25日)声明を出し、「シュレッダー会社は選挙後、定期的に選挙部の要請に応じて、取り扱いが難しい、無関係な書類の撤去を手伝っています。シュレッダーした書類と『選挙や投票再集計』は関係ありません」と発表した。
しかし、声明は論争を鎮めることはできない。他の激戦州と同様に、バイデン氏は選挙日以降の投票用紙集計でトランプ氏を追い抜くことができたが、それはこの大量の不審な郵便投票によるものだと思われる。
ジョージア州総選挙投票立会人の少なくとも9人のオブザーバーは郵送された投票用紙に不審な問題があったこと、それらのほとんど全てがバイデン氏のために投函されたものであったこと、そして多くが折り目のない真新しい手つかずな状態であったことを供述した「宣誓供述書」に署名した。これらの投票用紙は投票所の現場で何者かが記入した投票用紙ではないかと疑われており、有権者の署名入りの封筒すらなかった。選挙管理局はシュレッダーにかけるのが精一杯で、投票に関する証拠隠滅をしているのではないだろうか?
郵送投票に問題があるだけでなく、ジョージア州で最も人口の多い郡フルトン郡は総選挙日の夜に突然、投票数のカウントを中止していた。未解決のままの謎もある。地元テレビの報道によると、11月3日夜、開票所となるアトランタの「フィリップス・アリーナ」で発生した「パイプライン流出事故」の影響で、開票作業が一時中断し、翌日午前11時になって再開した。その数時間で何が起こったのか誰にも分からない。弁護士のリン・ウッド氏は昨日ツイートし、「フィリップス・アリーナ」およびブラッド・ラッフェンスペルガー州務長官に宛てた法定召喚状が送付された。召喚状では、「11月3日の真夜中から11月5日の真夜中まで、この場所で記録したすべてのビデオ映像の提供を要求し、特に開票室とその周囲の部屋やフロアのエレベーター付近に設置されたカメラから撮影した記録の提供を要求している。
このツイートからわかるように、リン・ウッド氏はパイプライン流出事故が起きた際に、誰かがバイデン氏の勝利を助けるために不正に投票用紙を記入していたという手がかりをつかんだようだ。総選挙日の夜の投票集計が中止される前のジョージア州では、一時トランプ氏がバイデン氏を11万票近くリードしていた。リン・ウッド氏は「ビデオカメラは嘘をつかない。どうやって選挙詐欺がないというのだろうか?」と述べた。
リン・ウッド氏は25日、ここ数週間で、弁護士のパウエル氏と緊密に協力しており、パウエル氏は26日ジョージア州で訴訟を起こすと述べた。彼女のこれまでの暴露によると、ジョージア州知事も州務長官も投票数集計ソフト会社・ドミニオンから利益を受けているようだ。トランプ大統領は今日もツイートし、「ジョージア州の州務長官ブラッド・ラッフェンスペルガー氏は検証のために封筒に書かれた署名を見せないのか?私たちは数千の詐欺と不法投票を発見するだろう...」と述べて、ジョージア州の再集計結果に疑問を呈している。ジョージア州知事と州務長官はともに共和党員で、選挙の不正行為に直面しても、不正選挙に対して何度も回避し擁護さえしてきた。トランプ氏が暗黒の左翼勢力だけでなく、共和党内からの抵抗に直面していることは明らかであり、トランプ陣営の外で各自戦うのは、主にその抵抗を暴露し排除するために行ったのではないかと推測できるだろう。