11月24日、大統領選挙において、ペンシルベニア州ではバイデン前副大統領が勝利したとブックバー州務長官が認定し、「バイデン氏が選挙人20人を獲得した」と宣言された。しかし、25日、ペンシルベニア州連邦裁判所の裁判官は、選挙の認証を停止し、11月27日に選挙公聴会が開催されるまで州の認証を行わないよう要求した。
ブルームバーグ(2020年11月25日)によると、ペンシルベニアとネバダの米2州は24日、大統領選挙でのバイデン前副大統領の勝利をそれぞれ公式に認定した。 ペンシルベニア州では8万555票の差をつけてバイデン氏が勝利したとブックバー州務長官が認定。ウルフ州知事(民主)がツイッターで発表した。バイデン氏が選挙人20人を獲得したことが、正式に宣言された。
・「ペンシルベニアとネバダの米2州、バイデン氏勝利を認定-大統領選挙」
しかし、11月25日(水)、ペンシルベニア州連邦裁判所の裁判官は、ペンシルベニア州の選挙の認証を停止し、11月27日に選挙公聴会が開催されるまで州の認証を行わないよう要求した。
トランプチームの高級法律顧問のジェナ・エリス氏は25日、「ペンシルベニア州の裁判所は、選挙公正性事件において第77条(郵便投票)の合憲性に異議を唱えた」と発表した。エリス氏は裁判所の判決は「重要だ」と述べた。
裁判所の声明によると、被告側(州政府)は選挙認証活動を中止し、11月27日午前11時30分に裁判所の公聴会に出席する必要があるという。裁判所のこの決定はトランプ氏の法曹団に促されたものだ。判決が出された同日、ペンシルベニア州議会は、ゲティスバーグ市で、選挙調査に関する初の公聴会を開き、公聴会でトランプチームは選挙を疑う証拠を示した。トランプ氏の顧問弁護士ジュリアーニ氏は、会議で、選挙は憲法を遵守した上で行うべきだと述べた。彼はペンシルベニア共和党が支配する州議会に対し、選挙を守る義務を履行し有権者が憲法のルールに則った投票を実施できるよう促した。
アメリカの英文誌 「The Epoch Times」の報道によると、関連訴訟はペンシルベニア州の共和党員8人が11月21日に提起したもので、訴訟相手はペンシルベニア州民主党のトム・ウルフ知事、ブックバー州務長官などが含まれているという。この訴訟は、ウルフ知事が2019年10月31日に郵便投票法第77条に署名したことでペンシルベニア州憲法に違反していると告発している。
・看中国【2020米大統領選】逆転! ペンシルベニア裁判官 州内の選挙認証に停止命令(2020年11月26日)
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