スウェーデン、中国BGI社の検査キットで約3700人に偽陽性

時事

スウェーデン公衆衛生局は8月25日、中国製の新型コロナウイルスPCR検査キットに欠陥があり、検査を受けた国民のうち、約3700人が誤って陽性と判定されたと公表した。検査キットの製造元は華大基因グループ傘下の「BGI Genomics」。今年3月以降、チェコ、英国、インド、スペイン、フィリピンなどで検査キットの欠陥や精度の低さが報告されている。

【大紀元(2020年8月27日)】
スウェーデン公衆衛生局は8月25日、中国製の中共ウイルス(新型コロナウイルス)PCR検査キットに欠陥があったため、検査を受けた国民のうち、約3700人が誤って陽性と判定されたと公表した。

同局によると、検査キットの製造元は中国深セン市に本社を置く遺伝子解析大手、華大基因科技有限公司(BGI Genomics)で、同社のキットでは、「ウイルスのレベルが非常に低く、陰性の結果を区別できなかった」という。

スウェーデン国内の2つの研究機関が品質管理検査を行った際、この検査キットの欠陥を見つけた。

公衆衛生局によると、偽陽性と判定された3700人は、3月から8月の間に自宅でこの検査キットを使ったという。大半の人々は「症状が軽度の人や検査時に無症状だった」と声明で述べた。

BGI Genomicsの検査キットは中国から世界中に流通しているため、スウェーデン政府は、この不良品情報を欧州連合(EU)や世界保健機関(WHO)に報告した。

今年3月以降、チェコ、英国、インド、スペイン、フィリピンなどの国で中国製検査キットの欠陥や精度の低さが報告されている。

【引用元】https://www.epochtimes.jp/p/2020/08/61410.html

【参考資料】ニュースウィーク日本版(2020年8月27日)

[ストックホルム 25日 ロイター] によると、BGI Genomicsの子会社2社は、中国新疆ウイグル自治区での人権侵害疑惑を理由に、米商務省が発表した制裁対象リストに載っている。ロイターの取材に対し、同社のコメントは得られていないという。