中国のレストランでは利益を確保するため、大量の偽造食品の使用が一般的となっている。中国共産党の教育の下、多くの中国人が当たり前のように受け入れているようだが、中国において食品の安全性を含む多くの偽造問題を根本的に解決する唯一の方法とは?
現在、中国の多くの大都市では、手頃な価格で200種類以上の海鮮や牛肉、羊肉を含む食べ放題を提供する格安海鮮食べ放題が人気だが、これらの食べ放題は本当に値段以上の価値があるのだろうか?
あなたがレストランで食べているラム肉は本当にラム肉だと思いますか?
市場で売られている新鮮なラム肉は500グラムあたり50元(約1000円)もするが、火鍋レストランでのラム肉は500グラムあたり30元(約600円)程度である。多くの火鍋レストランで提供されているラム肉ロールには実際にはラム肉が含まれていない。それらは大量にパッケージされたもので、仕入れ価格は500グラムあたり5元(約100円)。これらのラム肉ロールは、さまざまな肉の端切れに香料、保水剤、防腐剤を加え、合成後に冷凍して切り出される。一部の店では、数年間冷凍された鴨肉を使用しているが、悪徳業者はリンパの切れ端を使用する。これらの肉は、さまざまな添加物を加えた後、本物のラム肉よりも美味しくなるという。
最近、「ヘキステック」という言葉が中国のネット上で非常に流行しており、この言葉はもともとゲームで使用される科学技術を指すものだったが、現在では様々な食品添加物を加えて作られた美味しい料理を指す一般的な用語として使用されている。
濃厚な鶏ガラスープの「ヘキステック」製法をご紹介します
沸騰したお湯に、成長ホルモンを使用して育てられた三黄鶏(サンファンツィー)を入れ、少し煮込む。この時点では、鍋の中は透明なスープで、まだおいしい鶏ガラスープのようには見えない。この「黄金スープペースト」を加えることで、親鶏で煮込んだ鶏ガラスープよりも美味しい味わいに変わり、クリアな水が瞬時に香り高い黄金色の濃厚なスープに変身する。さらに、鶏油の風味料を少量加え、ナツメとクコの実を投入することで、一層の高級感が演出される。製造コスト5元のものが68元(約1500円)で売られる。
ミルクティーにミルクや紅茶は必要なく、ぶどう糖シロップ1スプーン、塩化物1スプーン、タロイモの香りの精油1滴を混ぜ合わせると、濃厚なタロイモミルクティーが完成する。
ミルクティー業界では、新鮮な牛乳の代わりにクリーミングパウダーを使うことは公然の秘密で、専門家によると、クリーミングパウダーの製造過程では1滴の牛乳も使用されていないらしい。クリーミングパウダーに含まれるトランス脂肪酸は健康に非常に悪影響を及ぼし、冠状動脈性心臓病を引き起こすリスクが高いという。
牛肉も実際には必ずしも牛肉を含む必要はなく、肉の端切れ、鶏肉、大豆からつくられた繊維状植物性タンパク質、牛肉風味の粉末、キャラメル色素をよく混ぜ合わせてオーブンで焼くと、見た目が大きな牛肉の塊になる。
デンプンソーセージは、デンプン、バーベキュー風味の油、赤い色素などを組み合わせて作られる。高価な燕の巣も、ゼラチンシートとクリーミングパウダーを使って作ったものだという。ハチミツは麦芽糖と白砂糖を煮て作ることができ、お好みのフレーバーの香料を添加すれば完成だ。
価格競争の中で利益を確保するため、中国のレストランでは大量の偽造食品の使用が一般的になっている。中国では毎年偽造品の取り締まりを呼びかけ、3月15日は消費者権利デーとして設定されているが、偽造品の問題が依然として増えており、あるネットユーザーは、この消費者権利デーは外国人向けのショーであり、同時に中国の民衆を惑わせるためのものだと述べている。
北京で創業された漢方の会社で350年の歴史を持つ老舗『同仁堂』には、「修合無人見、存心有天知」とう古い対句があります。これは、「誰も見ていない、あるいは監督がない状況下でも、心に反することをせず、行動しよう」という意味らしい。薬の製造プロセスは誰も見てないが、自分の良心と神様は自分がやったことをすべてわかるということを示しており、「修合」という言葉は中国王朝北宋時代から使われる単語で、漢方薬の採集、加工、調合などに関することを指す専門用語という。
中国人の現在の心理状態や、解決が難しいとされる偽造問題について、ある分析では、その根源は中国共産党の支配にあるとされている。中国共産党は、数十年にわたる党文化の教育の下で、社会全体のモラルを腐敗させ、多くの中国人がいわゆる「天の理」の存在を信じなくなった。一部の中国人は「良心はいくらの価値があるのか?」と考えるようになり、伝統的な価値観が欠如しているため、多くの人々が利益を最優先に考えて行動している。
したがって、食品の安全性を含む多くの問題を根本的に解決するには、中国共産党を捨て、伝統的なモラルを復活させ、正直な人々が公正に扱われるような社会にすることが、唯一の方法だとされている。