2月7日、米国務省の報道官は神韻芸術団に対する中国共産党(中共)の脅迫を非難し、言論の自由を守るための措置を求めた。2月6日、英国の議員も議会で、中共による信仰の自由への迫害の深刻さに言及し、制止する必要があると訴えている。
神韻芸術団の世界巡回公演は長年にわたり、中共の妨害や破壊に直面している。法輪大法情報センターは、中共の外交官や関係者が神韻の公演を妨害しようとした130件以上の事例を追跡調査している。
最近、中共による神韻への破壊活動がエスカレートしており、中共のスパイが劇場側あるいは神韻芸術団や法輪功を支持する米国議員に対して、爆弾や暗殺の脅迫を含む数十通の電子メールを送信した。
米国務省の報道官は2月7日『大紀元時報』に対し、「我々はこのような脅迫行為を非難し、言論の自由の保護を強く求める」と述べ、25年にわたる法輪功への迫害を終わらせるよう中共に訴えかけた。
英国では、ジム・シャノン議員が2月6日の会議で中共の越境迫害の深刻さ(信仰を理由に投獄、強制労働、拷問に晒されてきた状況)を指摘し、迫害が中国国外にまで及んでいることに対し懸念を表明し、政府に法輪功学習者と神韻芸術団を保護するよう求めた。
シャノン議員は「中共公安部からリークされた報告書によると、中共政権はスパイネットワーク、ソーシャルメディア、偽情報の拡散、法輪功学習者への嫌がらせを通じて、我々の偉大な英国(グレートブリテン及び北アイルランド連合王国)を含む世界中で法輪功を『消滅』させようとする試みを強化している」と述べた。
※法輪功は、1992年中国で伝え出された気功で、身体の健康と道徳心の向上に顕著な効果があり、わずか数年の間に1億を超える人々に愛好されるようになった。宗教や政治に関与することはないといわれているが、1999年、当時の国家主席・江沢民が法輪功の爆発的な人気に強く嫉妬し、自分の権力を乱用し、法輪功に対する弾圧を発動した。中国共産党による法輪功への弾圧は、生体臓器狩りにまで及び、前代未聞の残虐な弾圧は現在も続いている。⇒詳しくはこちらへ
※神韻芸術団:
2006年に設立され、米国・ニューヨークに本部を置く、独立した非営利団体です。中国共産党によって破壊された中国の伝統文化の復興に取り組んでおり、共産主義以前の中国の美しさと善良さを復活させるものです。
物語や伝説を表現するパフォーマンス、鮮やかな衣装や背景、東西文化を融合したオリジナルのオーケストラ音楽など、神韻は毎年、世界中の多くの人々に感動を与えています。