「ゼロコロナ」政策の中国 地方都市で防疫措置違反者に死刑?

時事

中国南西部の国境沿いの都市では、中共ウイルス(新型コロナウイルス)を拡散した者に対し、厳しい処置を施している。感染者が国境を越えて許可なく中国に入国したり、それを手助けした者が対象で、罰則には、罰金や財産の没収、さらには死刑も含まれるという。

広西チワン族自治区の防城港市当局は6月2日に通達を出した。

この通達は、SNS上で熱い議論を巻き起こした。このような厳格な規則に賛成だと言う人もいるが、この様な場合地方当局に死刑宣告の権限があるのかどうか疑問視する人もいる。

「彼らはそもそも、法律を理解する必要がある。死刑判決の権限は最高裁が保有しているのであって、小さな町の行政が保有しているわけではない」

翌日、この通達と罰則処置リストは、地元当局の公式SNSアカウントから削除された。

中共当局が「防疫政策に違反した場合、極端な結果を招くことになる」と脅すのは、今回が初めてではない。

昨年12月、中国南部の都市百色市では、当局が防疫措置に違反したとして住民数人を、公衆の面前で市中引き回しにした。警察は、彼らの首に顔写真と名前が書かれた看板をぶら下げた。

住民1人に対し2人の警察官が付き、武装した機動隊員が周囲を取り囲んでいた。

【引用記事】NTDジャパン https://www.ntdtv.jp/2022/06/57024/