11月25日、上海市は3人の感染者が出たと発表した後、復旦大学江湾校区を緊急封鎖して全校教職員と学生に対してPCR検査を行うと通達した。
大学側は、大量の臨時用布団と軍用ベッドを運び込み、江湾キャンパスの遼海源法学部の建物の中に安置所を設置し、簡易ベッド300床を並べた。この安置所には、封鎖管理のため学校の寮に戻ることができなかった学生を宿泊させるためのものだという。
11月27日、上海工程技術大学も緊急PCR検査を実施するとし封鎖管理を発表した。上海工程技術大学の公式ウェブサイトには、大学の食堂、講義棟、キャンパス内交通センターの停留場などを利用したことのある教職員と学生を細かくリストアップしてPCR検査を受けさせる公表した。そして、リストに上がった教職員と学生は、二日間の日用品を持参して大学に来て、学校の取り決めに従うよう強要した。
上海当局は、今回のウイルスは感染率がもっとも高いデルタ変異株であると公表した。 上海市民事局は11月26日、市内のすべての高齢者介護施設への訪問を禁ずるよう通達したという。
25日感染を発表して以来、上海の20箇所以上の病院が緊急封鎖を行ったという。上海ウイルス感染防止チームのリーダーである張文宏は、26日深夜微博(Weibo)に投稿し、上海では院内感染は発生しておらず、臨時封鎖はただの調査のためであると言った。
中国当局が情報を隠蔽しているため、上海での感染状況は外部からは確認することはできない。ソーシャルメディアやその他情報筋によると上海の多くの区域で封鎖管理が行われているという。
中共はさまざまな手段で人々の情報を管理しているが、その主要な方法はマスコミである。中共メディアは独裁政治の優秀な代弁者となり、あらゆる嘘を並べながら、人々を騙して汚染している。