元深セン教育局副局長、法輪功学習者というだけで不当懲役

人権
中国教育専門家の唐海海氏(写真:大紀元)

かつて深セン市教育局副局長を務めた中国教育専門家の唐海海氏と妻の孫雪新氏は法輪功を学んでいた。2020年3月、唐氏と妻の孫氏はアメリカから帰って親戚訪問をした際に、深セン市南山収容所に拘留され、不当判決を受けた。唐海海氏は1年2か月、孫雪新氏は3年の懲役を言い渡されたという。

看中国(2021年4月20日)によると、唐海海氏は南京師範大学を卒業し、深セン市高等学校で優れた指導力が評価され、2003年に深セン市教育局副局長に任命された。メディアは彼を教育史に記載すべき傑出した人物と称した。

明慧網の報道によると、唐海海は法輪功学習者で、「真、善、忍」に基づいた生活と仕事をしている。彼は「命の意義は大学受験や学業優秀に限らず、素晴らしい人格素養と豊かな精神の信仰を持することにある」と述べたことがある。定年退職後、唐氏は無給で「次世代関心工作委員会(注1)」の常務副主任を務め、各学校の無料教育講座によく招かれた。

2020年3月、唐氏と妻の孫氏はアメリカから帰って親戚訪問をした際に、深セン市南山収容所に拘留され、不当判決を受けた。唐氏は1年2カ月で、孫氏は3年の懲役を科せられた。

中国の人権弁護士余文生氏はかつて、中国共産党による法輪功への迫害について、「これは明らかに誤ったことで、深刻かつ広大、長期間な上、無実の無数の人々に及ぼし、おそらく前代未聞だ」と述べた。謝燕益弁護士と謝陽弁護士が欧州連盟宛ての公開手紙において、「中国最大の人権問題は法輪功学習者への迫害だ」と訴えた。

注1:次世代関心工作委員会とは、定年退職した幹部を中心に、少年少女の健康な成長を気にかけ、教育に力を入れる全国的な社会組織団体である。