トランプ前大統領「バイデン政権は米国を叩き潰している」

時事

NTDジャパン(2021年3月25日)によると、米国とメキシコの国境地帯で不法移民の数が激増しています。在任中に国境危機を解決したトランプ前大統領は最近、バイデン政権は今米国を叩き潰していると立て続けに批判しました。

トランプ前大統領は3月21日、声明を発表しました。声明の冒頭で、「我々は歴史上最も安全な国境をバイデン政権に与えただろう。彼らがすべきことは、このスムーズなシステムをオートパイロットで維持することだけだった。だがほんの数週間の間に、バイデン政権は国の勝利を国の災難に変えてしまった」と述べています。

さらにトランプ前大統領はFOXニュースの電話インタビューに対し、バイデン政権は今、米国を叩き潰していると改めて批判しました。

トランプ前大統領
「彼ら(バイデン政権)は今、我々の国を叩き潰している。あの方(移民)は暴力から逃げてきたのだというが、逆に暴力を我々の国にもたらしている」

トランプ前大統領は、不法移民の中に善人もたくさんいるが、犯罪者や暴力的な人、人身売買を行っている者も多く、彼らが米国に殺到しているため、彼らはもうすぐ、あるいはもうすでにバイデン政権によって解放され、米国社会に入ってくると述べています。

米国土安全保障長官は先週、国境地帯で収容されている子供の不法移民の数が土曜日の時点で1万5000人に急増していたと発表しました。

バイデン大統領と国家安全保障省は国境危機がすでに発生したと何度もほのめかしていましたが、23日のホワイトハウスの記者会見で、ジェン・サキ報道官はこれを認めることを拒否し、「暴力から逃れてきた子供たちは脅威ではない」とだけ述べて論点をずらしました。