英外務省は中共に対し、国連人権高等弁務官ら国際監視団による第三者の独立調査と新疆への有効で無制限のアクセスを認めるよう求めた。ラジオ・フリー・アジアは新疆ウイグルから脱出した女性の証言を発表し、強制収容所に関するBBCの報道が「全て真実」と確認された。拘束中の女性への集団レイプは以前から発生しており、法輪功学習者は21年もの間、残虐な迫害を受け続けているという。
強制収容所での目撃証言：若くて美しい女性は皆・・・
英外務省は中共に対し、国連人権高等弁務官ら国際監視団による第三者の独立調査と新疆への有効で無制限のアクセスを認めるよう求めた。ラジオ・フリー・アジア（RFA）は5日新疆ウイグルから脱出しカザフスタン籍に帰化した女性の独占インタビューを発表し、強制収容所に関するBBCの報道が「すべて真実である」ことが確認された。
取材を受けた女性はディナさんで、新疆ウイグル自治区二ルカ県出身で現在はカザフスタンの市民権を得ている。彼女は中国を脱出する前、2017年10月から2018年9月までの11カ月の間「再教育キャンプ」と呼ばれた強制収容所に拘束され、この約1年間の収容生活の中で彼女は多くの若くて美しいウイグル人女性が辱められるのを目の当たりにしてきたという。ディナさんは「美しいウイグル人女性は全員・・・彼女は今、子宮（を摘出され）を持っていない。ある20歳の少女はある夜9時に連れ去られ、私たちが朝起きた時にはもう送り返されていた。しかし、あの夜からこの20歳の少女は何も言わず食べず、ただ一人で呆然とするだけだった」と言った。
再教育キャンプに拘留されている間、ディナさんは12人のウイグル人と同じ牢屋に収容され、狭く小さな部屋の中で食事と排泄をしていた。生き残るためには、多くの女性たちは尊厳を捨て指導者と付き合わなければならなかった。彼女の言う指導者とは中共から派遣されてきた収容所の管理者たちのことだ。
ディナさんはまた、トゥルスネイ・ジアウドゥンさんが強制収容施設で彼女自身拷問を受け、3度も男達に集団レイプされたという話は実話であることを証言した。ジアウドゥンさんというのは中共外務省から「役者」と中傷され、収容所から出た後、米国に逃亡し、新疆ウイグルの強制収容所での犯罪を BBC に暴露したウイグル人女性だ。ディナさんはそのジアウドゥンさんと彼女のカザフスタン籍の夫のことも偶然にも知っていたという。ディナさんによると、ジアウドゥンさんはウイグル自治区イリ・カザフ自治州キュネス県の出身で、彼女とその夫は先にカザフスタンに到着し、そこで彼女は話したかったのだが、カザフスタンの難民証明書を持っていなかったため、話をする機会がなく、その後アメリカに行った。ジアウドゥンさんは BBCに、彼女自身3度、集団レイプをされた経験があり、また過酷な拷問を受け、彼女はさらに第三者の誰が聞いてもかなり精神的にきつく気分が悪くなるような多くのことを話したという。
BBCの調査報道は欧米社会に大きな衝撃を与えた
米国務省のプライス報道官は「直接的証言を含むBBCの報道を米国は深く憂慮している」と述べ、「中共はウイグル人に対するジェノサイド（大量虐殺）を行っている。こうした残虐行為は良心を揺さぶるものであり、重大な責任が問われなくてはならない」と表明した。
英国のヌスラット・ガーニー議員も「これらの恐ろしい話によって、中共当局が新疆で行った集団虐殺にも相当し得る残虐行為に関する多数の証拠がさらに増えた」とし、英政府は中共の「大量虐殺」に対する司法調査が完全に終了するまでは、中国との関係をいかなる形であれ深めないことを保障すべきだと訴えた。
英国のナイジェル・アダムズ外相は議会に対し、「BBCの報道が紛れもない『悪魔の所業』を浮き彫りにした。報道を目にした誰もが明らかに邪悪な行為に動揺し心を痛めたはずだ。英政府は国際社会をリードし中共の責任を問う」と述べた。
（中略）
中共の残虐行為 法輪功学習者にとってはもっと邪悪
実際、中共が拘束中の女性をレイプすることは今回が初めてというわけではない。関連情報によると、2005年に起こったレイプ事件では、加害者が中共の若い警官で交番の中で自分の母親と同年代の2人の女性をレイプしたという。
「ラジオ・フリー・アジア」や「大紀元エポックタイムズ」の報道によると、河北省東城坊郡派出所の21歳の悪辣な警官・何雪健は2005年11月25日に前夜に不法逮捕した2人の女性法輪功学習者を派出所内で拷問を加え、もう1人の警官の目の前で、連続して強姦した。劉さんは村の他の法輪功学習者の名前を言うようにと命じられたが拒否したため、ひどく殴打され高圧電気警棒で電撃されゴム棒で殴られ、また足で下半身などを蹴られ続けた。
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【引用元】
・新聞看点「ウイグル、法輪功 未だ止まない中共人権弾圧」（2021年2月9日）
