ノーベル平和賞候補の高智晟弁護士、失踪から3年

人権

中国では、誰かが「失踪させられ」たり「死亡させられ」たりすることは珍しい事件ではなくなった。反体制派や人権派弁護士はどこに行っても中共の弾圧対象となり、これまでにも数えきれないほどの人が「失踪」させられているという。長年にわたり法輪功学習者への迫害を停止するよう求めつづけて奔走したノーベル平和賞候補の高智晟弁護士が失踪して3年になる。

「中国の良心」と称された人権派弁護士の高智晟氏も2017年8月に陝西省の実家で失踪し、すでに3年が経過しています。

米国の「対華援助協会(China Aid Association)」は今年4月21日のプレスリリースで、2017年8月23日に当時軟禁中だった高智晟弁護士が彼の支援者によって密かに山西省に救出されたが、23日後に警察から発見されて再度拘留されたと伝えました。また、高弁護士は北京に連れ戻されたとの情報もありましたが、高弁護士の家族や担当弁護士にはそのことは知らされていません。

高智晟弁護士は長年にわたり法輪功や中国の弱者グループを擁護しつづけ、中共の最高指導者に対し、法輪功学習者への迫害を停止するよう求める公開書簡を何度も発表しています。

「対華援助協会」は2019年度の「林昭(りんしょう)自由賞」を高智晟弁護士に贈りました。

高智晟弁護士の妻の耿和(こうわ)さんは今年8月9日にポンペオ国務長官と米国政府に対し、あえて犠牲となった勇気ある多くの反体制派は中共と戦い続け、自由世界に対し中共政権の邪悪さについて警告を発していると書かれた手紙を送っています。高智晟弁護士はその中でも傑出した人物で、迫害を受けている弱者のために声を上げ続け、ノーベル平和賞の候補に挙げられています。この15年の間に高弁護士は何度も逮捕され、酷刑を受け、失踪させられてきました。最後に失踪させられてからすでに3年が経っています。

耿和さんは米国政府に対し、何らかの可能な手段を通じて、高智晟弁護士のような真実の告発者を救ってほしいと訴えています。

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