ハンガリー議員、中国大使館から圧力の書簡を公開

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ハンガリーSzél Bernadett議員は、中国大使館からの抗議書簡を公開

大紀元(2020年9月2日)によると、ハンガリー国会議員シズル・ベーネデット(Szél Bernadett)氏は、自身が8月19日にブダペストの駐ハンガリー中国大使館から「議員が法輪功支持の共同声明に署名したことに反対する」などの内容の書簡を受け取ったことを公表した。「これは自分の政治キャリアの中で最も不条理な瞬間だ」と憤慨する彼女は、同書簡を自身のフェイスブック上に公開した。

シズル議員が署名した法輪功を支持する声明は、中国共産党による21年間にわたる法輪功への組織的で残酷な迫害を直ちに停止することを要求するもので、それには世界中の600人以上の政治要人たちも署名している。

それ以外にも、約30人の米国議員や十数人のドイツ議員たちも、個別に法輪功を支持し、迫害を非難する声明を発している。

同議員は新唐人テレビ(NTD)の取材に対して「独立した国家で、国民により選出された国会議員に対して、他国の大使館から『どう振る舞うようにすべきだとか、どの運動に署名するべきではない』などを要求する書簡を送られることは尋常ではない」と非難した。

また、「私たちヨーロッパおよび世界中の多くの民主主義国家では、信仰の自由を尊重しており、良知の理由で人々が投獄や迫害されるべきではないと信じている」と中国の圧力には屈しない強い意を表した。[1]

法輪功とは?

法輪功は、1992年5月中国で李洪志氏によって伝え出され、身体の健康と道徳心の向上に最適な気功で、政治や宗教に関与するものではなく、日本ではNPO法人として活動している。法輪功は心身の健康に非常に顕著な効果があったため、くちコミで伝えられ、1992年に伝え出されてからわずか数年の間に1億を超える人々に愛好され、李洪志氏は絶大なる信望を集めるようになった。しかし、当時の国家主席・江沢民は法輪功に対して、高まる人気に強い嫉妬心を抱き、1999年7月20日に全面的な弾圧を発動した。しかも、彼はこの迫害を正当化するために、あらゆる手段を使って国内外へ捏造した情報を流し、徹底的に法輪功を悪者に仕立て上げた。以来、中国国内外の法輪功愛好者のみならず、全世界の人々が巻き込まれ、生体臓器狩りにまで及ぶ前代未聞の残虐さと規模の迫害となり、今なお続いている。[2]

【参考資料】
[1]大紀元「ハンガリー議員、中国大使館から圧力「最も不条理な瞬間」と書簡を公開」(2020年9月2日)
[2]法輪功について

【引用元】https://www.youtube.com/watch?v=O_4TWyAbvFE