「めざましテレビ」TikTokゴリ押し特集に猛批判「子供に見せたくなかった!」

時事

「めざましテレビ」の8月20日放送回で、中国製アプリ「TikTok」の魅力について特集され、TwitterなどのSNS上に批判コメントが相次いでおり、放送終了後も関連ワードがトレンド入りするなど、炎上状態が続いている。

【Asagei Biz 8月24日】永島優美アナがメインキャスターを務める朝の情報番組「めざましテレビ」(フジテレビ系)。その8月20日放送回で、とある特集のコーナーが問題視され、TwitterなどのSNS上に批判コメントが相次いでおり、関連するワードがトレンド入りするなど放送終了後も炎上状態が続いている。

問題となったのは7時台に放送された「ココ調」という人気コーナー。このコーナーで特集されたのは中国企業が運営する動画共有アプリ「TikTok」の魅力についてだった。「TikTokにハマる理由 若者から高齢者まで投稿」というテロップのもと、多くの人が「TikTok」を楽しんでいる様子や、アプリ内に投稿されている人気動画を紹介した。同アプリの宣伝的な特集内容に視聴者からは批判が殺到。《いろいろな意味で話題だけど、絶賛するだけ?危険性や問題点はスルーか》《世界的に問題視されているアプリをまさかのゴリ押しかよ、尺長いし》《今このタイミングでこの特集って炎上狙ってるとしか思えない》《中国企業からカネでももらってんのかフジテレビ》と疑問に思う声や批判の声が続々投稿された。

 中国は近年「すべての個人や組織が中国の情報活動に協力すること」を義務付ける国家情報法を制定した。「TikTok」運営の親会社であるByteDanceも例外ではなく中国政府からの命令があれば情報提出が余儀なくされると思われ、登録ユーザーの個人情報が中国共産党の手に渡る可能性があるのではないかと世界中で問題視されている。6月末にはインド政府がアプリの利用禁止を発表し、米トランプ大統領は8月6日にTikTokを含めた中国IT大手の数々との取引を禁止する大統領令を出した。日本でも“中華製スパイアプリ”とまで呼ぶ人も出てきている。

「米中間の緊張感の高まりが注目されていますが、実は日本でも最近、香港国家安全維持法の制定やウイグル族への弾圧など人権侵害ともされるような横暴な政策を連発する中国共産党に、怒りを覚える人が増えてきています。日本でも子供たちの利用を控えさせたいと思っている親世代は多く、『TikTokを利用したら位置情報が怖い人に知られて誘拐されちゃうよ』など、かなり誇張したうえで子供に言い聞かせている親も少なくないそうです。『登校前の子供がめざましテレビのTikTok特集見ちゃってた……禁止させてるのに』という親御さんの嘆きもSNSに投稿されていましたよ」(メディアライター)

TikTok日本法人は「要請されたとしても中国政府に情報を渡すことはない」としているが、日本人がTikTokにアレルギーを示す理由は「情報漏洩への危機感」よりも「中国政府への怒りと反発心」にあるのかもしれない。

【引用元】https://asagei.biz/excerpt/19671