中国共産党による臓器狩りの被害者であり、法輪功学習者でもある程佩明さん(米国在住)は最近、中国共産党のスパイから殺害予告を受けたため、警察に通報し、米国FBIにも報告した。彼は、自分が中国共産党の「臓器狩り」犯罪を暴露した唯一の生き証人であるため、中国共産党が自分を黙らせようとしたと語った。
程佩明さんは中国黒竜江省出身、59歳。彼は1998年に法輪功の修煉を始め、2001年12月に不法に懲役8年の判決を受けた。2004年11月16日、服役中の大慶刑務所から大慶第四病院に連行され、そこで押さえつけられて麻酔をかけられ、強制的に臓器収奪が行われ、彼の体の左側に35cmのはっきりとした傷跡が残った。当時、彼は手術の同意書に署名することを拒否していた。
2006年、中国共産党が程佩明さんに対して二度目の生体臓器収奪を行おうとしたとき、彼は逃走し、難を逃れた。 東南アジアの滞在を経て、迫害の被害者として米高官の救済措置を受け、2020年に渡米。その後、9種類の医療画像検査を受けたところ、肝臓の左側と肺の左側が部分的に切除されていたことが判明した。
2024年7月、程佩明さんは米国(ワシントン)で、中共による迫害の実態を暴露した。
・中国共産党の「臓器狩り」生存者、法輪功学習者の生々しい証言
中国共産党は臓器狩りの生存者である程佩明氏の暗殺を計画
2024年7月以来、程佩明さんは米国で公の場に姿を現し、中国共産党による生体臓器狩りの犯罪からどのように生き延び、最終的に奇跡的に脱出したかを語り続けている。その後、中国共産党はメディアの噂や個人的な脅迫を利用して、臓器狩りに関する彼の証言を否定させようとした。中国共産党公安部は彼を黙らせるために暗殺を含む3つの計画を立案した。
同年10月、天津市公安局は、「程佩明さんが中国共産党によって臓器狩りをされていたという主張は虚偽である」と主張する記事を発表した。記事によると、程佩明さんの体に残った20cmの傷跡は「病院の救命手術によって残ったもの」で、彼が病院に送られた日に刑務所内で見つかった錆びた刃物や釘を飲み込んだのが原因だという。しかし、こうした主張は専門家によって否定されている。
ワシントンの「中国共産党による臓器摘出阻止協会(Stop Organ Harvesting by the CCP)の李祥春会長は、「中国共産党がいかに自己弁護し、嘘をでっち上げたとしても、程佩明さんが中国共産党によって生体臓器狩りの対象となったという事実を揺るがすことはできない」と語った。
李祥春会長は、「左肝葉と左肺の下部が摘出されたことを証明する十分な証拠がある。同時に、横隔膜の損傷と35cmの胸部の傷跡も残っている。したがって、これらはすべてが動かぬ証拠だ」と述べた。
彼はまた、天津公安局が発表した記事の「体に残った20cmの傷跡」は、中国共産党が情報を捏造し、写真も米国の記者会見で横顔から撮影されたものを引用したと指摘した。
大紀元が入手した中国共産党公安部の内部情報によると、中国共産党の最高指導部はこの問題を非常に重視していることが明らかになった。公安部は、程佩明事件の影響を排除し、臓器狩りに関する証言を撤回するよう指示した。中国共産党はこの目的のために3つの計画を立てた。1つ目は、程佩明さんを中国に連れ戻して管理すること、 2つ目は、程佩明さんを海外で「改心」させ、臓器狩りを否定するよう自白させることだ。 そして、3 つ目は、最初の 2 つの計画が失敗したときに、程佩明さんを暗殺して永久に口を封じることだという。
中国共産党のスパイから殺害の脅迫を受ける
程佩明さんは新唐人TVの記者に対し、「3月5日に、法輪大法情報センターが中国共産党のスパイからの殺害予告メールを受け取った」と語った。そのメールには程佩明さんが近い将来に毒殺されるとの脅しが含まれていた。
3月10日の午後、法輪大法情報センターは程佩明さんに中国共産党の脅迫情報を転送し、身の安全を確保するよう注意を促した。
程佩明さんは次のように語った。
「私は臓器狩りの唯一の生存者です。私の体は今もそこにあり、傷もまだ残っています。私は病院から逃げ出し、すべての証拠も残っています。中国共産党は、このような凶悪で不道徳な行為を行ったことを恐れ、私を黙らせたいだけなのです。中国共産党が最も恐れているのは、私が唯一の生き証人であるということです。」
「中国にいる私の家族は(中国共産党に)脅迫されていて、声を上げる勇気がありません。私は海外にいますが、中国共産党は私を黙らせようとしています。それは私に多くの害を与え、私の人生を傷つけました。私が自分の真実を語っている時、もし私が話し続けたら私を殺すと脅し、私を黙らせようとしています。」
中国の人権弁護士である呉紹平氏は、程佩明さんが中国共産党の生体臓器狩りの犯罪を暴露したために中国共産党のスパイから殺害の脅迫を受けたと語った。「この目的は、程佩明さんを脅迫し、米国議会での証言を阻止することです。皆さんがご存じのように、彼は法輪功学習者の中で唯一、臓器狩りの生き証人です。中国共産党は必死になって、臓器狩りの真実が世界中に広まるのを阻止しようとしている。中共は、自らの反人類罪が多くの人に知られることを非常に恐れている。」