中共による法輪功迫害 ― 日本における深刻な影響

人権

中国共産党(中共)による法輪功への迫害は、すでに全世界に及んでおり、現在もその激しさを増している。

全世界に広がる中共の迫害とエスカレートする攻撃

中共は長年にわたり、神韻芸術団に対する妨害を繰り返してきましたが、今年の世界ツアーでは、さらに過激な手段に出ている。劇場関係者や神韻芸術団のメンバー、さらには法輪功を支持する米国議員に対し、爆弾や暗殺をほのめかす脅迫が行われたと報じられている。
日本公演(2025年1月)では、ある団体が劇場周辺で街宣車を使用し、法輪功の創始者や法輪功そのものを誹謗中傷するという前例のない暴力的な行為が確認された。
このような中共による妨害や圧力の影響は、日本にもすでに深刻な形で及んでいる。

2005年 愛知万博での人権侵害 ―「法輪功」Tシャツでの入館拒否

愛知万博(2005年3月25日~9月25日)において、中国館が法輪功学習者に対して入館拒否という人権侵害を行った。
万博開幕の翌日(3月26日)、韓国の法輪功学習者が「法輪大法」と書かれたTシャツを着て入館しようとしたところ、入館を拒否された。
8月28日にも日本の法輪功学習者が中国館への入館を試みたが、「規定により入館できない」と拒否された。しかし、具体的な規定の提示を求めると、「ファイルとして残っていない」との曖昧な回答がされた。
学習者が館長との面会を希望するも、「都合がつかない」として拒否された。

📌 9月18日にも学習者が入館を試みたが拒否され、以下のような事態が発生
中国館側は「そのTシャツを脱げば入館してもよい」と主張。
学習者は、「日本の憲法では服装・民族・宗教の違いによる差別を禁じており、中国館といえども日本国内にある以上、日本の法律に従うべき」と反論。
学習者らは、中国館に対して平和的に抗議を行い、「法輪功への入館拒否」に対する抗議メッセージを掲示。しかし、会場の警備員が学習者の前に立ちはだかり、抗議文を隠そうとするなどの妨害行為が行われた。

📌 万博協会の対応
2005年日本国際博覧会協会は、「各館には独自の管理権がある」との理由を挙げ、問題への関与を拒否した。
法輪功側は「中国館に対し、人権問題として適切な指導を行うべき」とする書簡を協会に提出したが、明確な対応はなされなかった。
学習者は「2010年の上海万博開催に際し、中国政府の人権問題に対する姿勢を問うべき」と訴えた。

中国館前で入館禁止に抗議する法輪功学習者ら

日本政府に求められる「断固とした対応」

📌 25年以上続く中共の法輪功迫害は、日本国内においても深刻な影響を及ぼし続けている。
📌 愛知万博での入館拒否問題に象徴されるように、中共の影響力が日本国内で及ぶケースは決して少なくない。
📌 現在も、日本国内における法輪功学習者への妨害や、SNSを利用した誹謗中傷の増加などが報告されている。

こうした中、世界各国は中共に対し強い態度を示しているが、日本政府は未だ明確な姿勢を示していない。
この状況を踏まえ、日本も他国と同様に、中共の人権侵害に対し「NO」と明確に意思表示し、毅然とした対応を取ることが求められているのではないだろうか。

【引用記事】大紀元(2005年9月2日)
【参考資料】法輪功について