中国共産党元総書記・江沢民の死は、国内外でさまざまな議論を引き起こしている。ラジオ・フリー・アジアは次のように報道した。
江沢民は政権時代、大々的に法輪功学習者への弾圧を開始し、長期に渡って悪名高い。江沢民の死に対して台湾の法輪功学習者を擁護する人権弁護士団は、11月30日に声明を発表した。
弁護団のスポークスマンである朱婉琪氏は、台湾の中央社とのインタビューの中で、「江沢民が始めた法輪功に対する迫害は20年以上続き、犠牲者は中国全土と海外にまで及んでいる。 そして、江沢民は生きて裁判にかけられなかったが、彼の蛮行は中国の歴史に記録されるだろう」と強調した。
また、朱婉琪氏は、「中国共産党の現在の指導者である習近平は、法輪功への迫害を直ちに止め、すべての法輪功学習者を釈放すべきである。」と述べた。
法輪功は、1992年李洪志氏によって中国で伝え出された気功で、宗教や政治に関与することはなく、身体の健康と道徳心の向上に顕著な効果があった為、わずか数年の間に1億を超える人々に愛好されるようになった。しかし、江沢民は法輪功の爆発的な人気に強く嫉妬し、1999年7月20日に全面的な弾圧を発動した。以来、何の罪もない法輪功学習者たちとその家族は、想像を絶する迫害を受け、その残虐さは生体臓器狩りにまで及んでいるという。
