オランダ警察、中国「海外警察官」を初逮捕

人権
中国の海外警察官がオランダで逮捕された。(ツイッター動画のスクリーンショット)

中国共産党の「警察の海外出先機関」が国際的に暴露された後、最近、中国の海外警察官がオランダで逮捕され、これは初めのことだという。

オランダ在住の中国人活動家、王靖渝氏は、11月7日午後8時、中国の在外警察官を名乗る男からメールが届き、相手は現在、ドイツから列車でオランダに向かう列車の中で、あと30分でハーグ駅に到着すると明らかにした。相手は王靖渝氏をハーグ駅に隣接するスターバックスに誘い、王氏の「問題」をどう解決するかについて話そうとしたという。

この中国の海外警察官を名乗る男は、王氏が約束の場所に来なければ「逮捕する」と脅迫してきた。

王氏は、脅迫メールを受け取ってすぐにオランダ警察に通報したと述べた。その後、オランダの警察官10人ほどと一緒にハーグの駅に駆け、男を見つけ出し、逮捕した。

王靖渝氏によると、中国共産党の海外警察による自分への脅威は、西側諸国の民主・自由制度を破壊し、オランダの主権を挑発する行為の1つだという。「他国の領土で反体制派に威嚇や嫌がらせをし、さらには誘拐を実行することは、中国共産党が世界中で国家という形で活躍する組織的暴力団、犯罪集団であることを十分に物語っている」

人権団体「セーフガード・ディフェンダーズ」はこのほど、14カ国の政府がすでに中国の海外警察の出先機関を調査し始めていると指摘した。さらに16の海外の出先機関については、調査が終了次第、情報を公開する予定となっている。

【引用記事】看中国 https://www.visiontimesjp.com/?p=38175