ウイグルなどの人権問題、国連43カ国が非難声明するも中国は反論

人権

国連総会第3委員会(人権)の会合で国連に加盟する43カ国は、中国新疆ウイグル自治区やその他の少数民族に対する人権侵害を巡り、中国政府に対して激しく非難し、中国への圧力を強めた。

最近になって、中国政府による新疆ウイグル自治区やその他の少数民族に対する人権侵害が数多く報道されるようになり、日本でもウイグル、チベット、モンゴル、香港の人々が受けている邪悪な行為が知られるようになってきた。暴行や性的虐待、不法連行、拘禁、拷問、強制収容所での思想改造、奴隷労働、強制堕胎や強制中絶など、挙句の果てには臓器狩りといった人道に反する罪まで犯して暴利をむさぼっているという。

10月21日、国連総会第3委員会(人権)の会合がオンラインで開かれ、中国新疆ウイグル自治区の人権状況をめぐり、欧米と中国が激しい非難の応酬を展開した。

フランスのドリビエール国連大使は会合で、日米英を含む43カ国を代表し「拷問や性的暴行など組織的な人権侵害が行われている」として懸念を示す共同声明を発表。人権擁護に関する国際法を守り、国連人権高等弁務官らの現地訪問を直ちに認めるよう中国に要求した。

これに対し中国の張軍国連大使は、「米仏などはこの場を悪用して事実無根の非難をでっち上げている」と反発。キューバも発展途上国を中心とする62カ国を代表し、中国擁護の声明を発表。新疆や香港、チベットなどは中国の内政問題だウイグル自治区の状況は中国の「内政問題」であり、他国が人権を口実に干渉することには反対するとの立場を表明し、中国の人権問題をめぐる加盟国間の溝が浮き彫りになった。

ウイグル人などに対する人権問題は、ようやく世界中から注目されるようになった。とろこが、江沢民が「法輪功(気功)」の高まる人気に強く嫉妬して引き起した法輪功への迫害は、その規模、残虐さからみても、今世紀最大の人権侵害となり、22年にも及んでいる。

 ⇒⇒⇒法輪功への弾圧は、今世紀最大の人権侵害

 

【引用記事】
・時事ドットコム「ウイグルの人権めぐり応酬 欧米と中国―国連委」2021年10月22日
・産経新聞「ウイグル人権 欧米43カ国が懸念声明も62カ国が擁護」2021年10月22日