米司法省専用機がDominion本社のカナダへ

時事

トランプ大統領陣営のパウエル弁護士は20日、在独米軍がドイツにある米大統領選に関与したScytl社のサーバーを押収したと発表。Scytl社と関係のあるDominion社の経営幹部がアンティファと密接な関係にあるとの指摘もあり、米司法省専用機がDominion本社のあるカナダ(トロント)に飛び、憶測を呼んでいる。

香港大紀元新唐人共同ニュース(2020年11月23日)によると、トランプ大統領陣営のシドニー・パウエル弁護士は20日に「Triumph Radio & Glenn Beck’s show」のインタビューに応じ、米軍がドイツにある米大統領選のデータサービスを提供しているScytl社のサーバーを押収したことを明かした。パウエル氏によれば、「ドイツにあるScytl社のサーバーは没収され、我々の軍がサーバーを得たと聞いている。そのため、政府はいったい何があったのかを調査している最中だ」という。さらに「4つの国が同サーバーに接続されていたという証拠もあり、その4つの国は米国の(国家)利益と極めて敵対している」と述べた。

同氏は「我々は世界規模の陰謀を摘発した。信じられないかもしれないが、これは氷山の一角を打ち砕いたに過ぎない」とも述べた。

参考記事
【日本語字幕】2020年11月19日シドニー・パウエル弁護士 記者会見

Scytl社と関係のあるDominion社とSmartmatic社はすでに米大統領選の焦点となっている。トランプ陣営のルディ・ジュリアーニ弁護士は19日の記者会見で、Dominion社の経営幹部Eric Coomer氏と過激派グループ「アンティファ」が密接な関係にあることを指摘した。ジュリアーニ氏は「Coomer氏はアンティファと密接な関係にある。彼はソーシャルメディアでの情報を全て削除したが、我々は情報を保存した。彼はかなりの悪人だ。大統領について恐ろしいことを書き込み、非常に偏見でひねくれた考えをしている。Coomer氏も今回の選挙を操作すると明言していた」と述べた。また、ジュリアーニ氏は各地で発生していた選挙の不正は「孤立した偶然事件」ではないと強調し、「民主党とバイデン氏が共同で画策したクーデター」と述べた。

一方、米国はDominion社に対して、大規模な行動を起こしているようだ。

あるネットユーザーがソーシャルメディアにコメントと写真付きで、以下の内容を投稿した。司法省専用機が15日午前10時1分にカナダのトロントに到着し、3日間滞在した後、18日午後11時44分にワシントンに着陸したことを明らかにしている。

バー司法長官は15~18日の3日間トロントに滞在し、19日にはトランプ氏の弁護士団が記者会見を行った。Dominion社の本社もトロントにある。偶然なのだろうか?

在米中国政治経済の専門家である何清漣氏は「Dominion社のトロント本社や米デンバー本社の人たちが消えたのは事実だ。司法省がトロントに行ったのは、持ち去ったり隠ぺいする時間がなかった証拠を米国に持ち帰った可能性がある。もしくは人ごと米国に持ち帰ったのかもしれない。何も把握していない状況で司法省専用機を使うことは絶対にない。必ず証拠を持っている」と大胆な見方をしている。しかし、米司法省はまだ反応しておらず、関連情報の発表を待つ必要がある。

一方、民主党は「風向きが変わった」と感じているようだ。数日前トランプ陣営は選挙不正において、ペンシルベニア州のKathy Boockvar州務長官を提訴した。しかし20日、同州務長官を弁護していたKirkland & Ellis法律事務所は撤退を表明、引継ぎには Kramer Levin弁護士とBarry Berke弁護士が務めることになった。Berke氏は「無罪放免の弁護士」という肩書を持ち、民主党が人を無罪にすることで有名な弁護士を雇ったことは、雲行きの怪しさを見て、防御態勢に変わったことが読み取れる。