米主要メディア3社 トランプ大統領のスピーチの中継を途中で中断

時事

NTDジャパン(2020年11月9日)によると、トランプ大統領は11月5日夜、ホワイトハウスで声明を発表し、正当な票を守り、選挙の不正行為を許してはならないと強調した。米国の主要メディア3社は生中継を行っていたが、スピーチの途中で中断した。このほか、共和党下院議員は、ネバダ州などでの開票のスピードに疑問を呈しているという。

トランプ大統領(2020.11.5)
「多くの自発的な投票が、何の確認作業も受けられなかった」

CNBCキャスター スミス氏
「我々はここで中断する。米大統領が言っていることは、大部分が事実でないからだ」

NBCナイトリーニュースキャスター ホルト氏
「トランプ大統領がホワイトハウスでスピーチを行っているが、我々はここで中断しなければならない。大統領が多くの誤った陳述を行ったからだ」

選挙の不正行為に疑問を呈したトランプ大統領は再び演説を行い、正当な票を守り、訴訟を起こすと強調したが、CNBC、NBC、ABCなど米国の主要メディア3社は、大統領のスピーチの途中で生中継を中断した。

共和党 ジム・ジョーダン下院議員
「はっきり言うと、主要メディア、大手テック企業および民主党は、共和党のトランプ大統領の当選を望んでいない。彼らは2016年7月31日から、就任して間もない時からトランプ氏を弾劾のための調査を行っていた」

オハイオ州の共和党上院議員、ジム・ジョーダン氏は、ネバダ州などの民主党を支持するスイング・ステートの開票のスピードに疑問を呈している。

共和党 ジム・ジョーダン下院議員
「オハイオ州では投票日の夜に集計が完成できたのに、オハイオ州の3分の1規模しかないネバダ州では、なぜ過去48時間、集計の進行が更新されていないのか。これはなぜなのか?なぜ民主党支持のスイング・ステートの都市にはいつも様々な問題が存在するのか?その上、集計には何日もかかっている」

スコット・ペリー下院議員は、ウクライナ問題、ロシアゲートに続いて、これは民主党がトランプ大統領に対して行った3回目の弾劾の陰謀だと述べている。

共和党 スコット・ペリー下院議員
「ロシアゲートに続いて、これは3回目の大きな弾劾だ。 ネバダ州のような州があると、誰も開票を監視できないようにする法律を作ったのと同じだ。 このようなやり方は独裁者のようなものだ」

ペリー議員はネバダ州で起きた法と秩序の喪失を、まるで独裁者の専制政治の下にあるかのようだと形容している。