新型コロナに直面し、中国プロパガンダ機関は自らを正当化している

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新型コロナ発生から 3 年が経ち、中国の人々は再び感染のピークに直面している。 Agence France-Presse(AFP)の報道によると、中国の新型コロナウイルスの症例が急増するなか、国営メディアは封じ込め政策のUターンを正当化するための物語作りに必死だ。 ネット監視員も残業しており、独自の首尾一貫した物語構想を模索しているという。

AFPの記者によると、中国の人気ソーシャルメディア・プラットフォーム微博(ウェイボー)では、新型コロナウイルスに関連した死亡についての複数の投稿は、金曜日(12月23日)の午後にネット監視に引っ掛かったという。 なかには、火葬場で撮影された数枚の写真とウイルスに感染して死亡した2歳の女の子の母親であると主張する投稿が含まれている。

検閲の監視機関である GreatFire.org によると、医薬品の不足や値上げ詐欺などに関する投稿も削除されたという。

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これに対し、ソーシャルメディア ユーザーは怒りや嘲笑のコメントを投稿した。

ある国営メディアは、2008 年北京オリンピックのマスコットデザイナーである67歳の呉冠英氏が「風邪の重症化」により死亡したと報じたことでネチズンの「袋叩き」にされた。

あるコメンターはプロパガンダの手口は、中国独裁政権のお隣り国の北朝鮮に似ていると言い、あるネットユーザーは:「いま、新型コロナウイルスっていう言葉を口にしたら違法ですか?」という疑問を投げかけた。

金曜日の午後の時点で、ネット上にはまた多くの批判的な投稿が多かった。中には政府に対するゼロコロナ政策を解除する計画性に乏しいなどなど。

「彼らは本当にロックダウンでウイルスを一掃できると思っていたのですか?」、「3年の間、彼らはコントロール不能な状況に対する緊急時対応計画を一度も制定したことなどあったのでしょうか?」とあるネットユーザーは呟いた。

中国が新型コロナウイルス感染による死亡をどのように定義するかについて、「検査で陽性となった後に呼吸不全で死亡した人のみがカウントされる」とした微博のハッシュタグがネット監視にひっかかったという。

ある香港の学者は、中国当局は「おそらく感染状況が落ち着いてから、中国当局は最終的にすべてを勝利とする方法を見つけるでしょう」と述べ、「新型コロナウイルスによる死亡者数の独自の数え方がその根拠である」と指摘した。この指摘は、中国政府が新型コロナウイルスによる死亡を再定義し、多くの死亡者数が除外されたということを指している。

【引用元】https://www.rfa.org/mandarin/Xinwen/1-12242022111537.html