米中、ジャーナリストへのビザ制限緩和で合意 世界がどんなメディア必要としている?

人権

CNNによると、北京(CNN Buxiness) 米国務省の当局者は16日、中国との間で、互いのジャーナリストに対するビザ(査証)制限を緩和するとの合意が成立したことを明らかにした。

米中はそれぞれ、相手国のジャーナリストに出すビザの有効期間を現在の3カ月から1年に延長し、期間中に出入国を繰り返すことも可能にする。

中国が昨年、多数の米国人ジャーナリストを追放して以来、双方がほぼ停止していた新規のビザ発給も再開する。

中国共産党はメディアを党や政府の代弁者として重用し、大衆を支配している。

中国共産党は独裁政治を維持するためにメディアを厳しく統制した。中国メディアは中国人を共産主義イデオロギーで洗脳し、異見者を弾圧し、大衆を脅し、真実を隠蔽あるいは歪曲した。中国メディアに従事する人々は、厳しく自分の報道を検閲する。なぜならば、たった一つの報道の間違いが、大きな災難となって自らに降りかかることを知っているからだ。検閲は国営テレビだけでなく、個人のブログやオンライン掲示板にも及び、大勢のネット警察が監視している。

1989年の天安門事件の時、中国共産党は学生たちを凶悪な暴漢であるとみなし、「暴徒」を鎮めるために軍隊を派遣したと主張した。大虐殺があったにも関わらず、天安門広場では軍隊の発砲もなく、けが人も出なかったと発表した。

2001年中国共産党は、法輪功への迫害を正当化するために、天安門広場焼身自殺事件をでっち上げ、世界中で法輪功に対する人々の恐怖と憎しみを扇動した。

悠久の文化を有する中国で、共産党は1999年から法輪功への弾圧を続けており、その筆舌に尽くしがたいほど残酷な迫害は今世紀最大の規模で今なお続いている。

しかし、ほぼ全ての主流メディアは中国共産党の政治圧力を前に、自主的に報道を規制し、この重大な問題に対して沈黙を守っており、中国共産党の虚偽報道に加担する始末である。

世界が大きく変革している今日、真実と伝統的価値観はこれまで以上に重要である。世界は善悪を分別し、善を推進し、道徳を維持できるメディアを必要としている。

引用元:https://www.cnn.co.jp/usa/35179623.html