ベンガジ事件の真相 オバマ政権が襲撃を黙認し隠蔽したかった秘密とは?

時事

ベンガジにある米国領事館がイスラム過激派に襲撃され、駐リビア大使や外交官、ネイビーシールズの元隊員2名が死亡した。当時のオバマ政権は救援を間に合わせることができたにもかかわらず、彼らを見殺しにした。ヒラリー氏のメールゲート調査により、ベンガジ襲撃事件の真相がわかってきた。

2012年9月11日にベンガジにある米国領事館がイスラム過激派に襲撃され、クリストファー・スティーブンス駐リビア大使、ショーン・スミス外交官、ネイビーシールズの元隊員2名が死亡し、負傷者は十数名以上となった。襲撃が起きた時、専門の訓練を受けていなかった民兵はすぐに逃げた。領事館はまもなくテロリストに占領されてしまった。

当時はCIAの特殊部隊のみ上司の命令を拒否し救助に向かった。その中には元ネイビーシールズのタイロン・ウッズ氏がいた。彼らはこの事件を知り上司の命令を待ったが、出撃の命令が下されなかったため、ベンガジの特殊部隊の責任者として上司の反対を顧みずにメンバーを率いて領事館に向かった。しかし、スティーブン大使を見つけられなかったため、他の職員を領事館から1マイル離れた付属ビルに移動させた。移動中には待ち伏せしていた対戦車擲弾に遭遇した。夜9時40分から始まった襲撃は夜中の2時前後まで続いた。ウッズ氏は元ネイビーシールズとして経験豊富であり勇猛果敢な人物だった。彼はテロリストと戦いながら救援を待っていたが、殺害されるまで米国政府の援軍は現れなかった。しかし、彼の親友であるグレン・ドハティ氏が駆けつけた。彼はリビア首都に滞在していたネイビーシールズのスナイパーで、3万ドルを自費で支払い飛行機をレンタルして、0時ごろにベンガジに到着した。朝5時15分頃に領事館附属ビルに到着しだが、ウッズ氏と合流した直後に2発の砲弾に打たれて、2人とも死亡した。襲撃から彼らが殺害されるまでの8時間の間に米国は一人も救援活動に向かわせなかった。

なぜ世界一の行動力を持つ米国は援軍を派遣しなかったのだろうか?早急に対応していたらスティーブン大使も死亡しなかったかもしれない。

CBS放送によると、その夜に米軍はヨーロッパより部隊を派遣し、イタリア・シチリア島の空港を経由すればベンガジまで1時間で到着できたはずだが、襲撃事件が終了した後にようやく到着した。また米国在外公館の警備はいつも厳重だが、なぜ簡単に民間の武装集団に襲撃されたのだろうか?ベンガジ襲撃事件以降当時のオバマ大統領をはじめ、ヒラリー国務長官、ペトレイアスCIA局長、ライス国連大使らは、終始「襲撃事件はイスラム教を侮辱した映画が原因だ」と主張した。映画「イノセンス・オブ・ムスリム」が現地の住民の怒りを買い、組織とは関係のない自発的に襲撃を行った一般人の暴動により、米国海兵隊とリビア安全部隊、元ネイビーシールズのメンバーが撃破されたということ自体笑い話だ。

さらに米国大使は重点的に護衛する対象であり、領事館内には身を隠すための場所があるはずだ。しかし、今回の襲撃では数十名の職員や警備員は無事だったが、大使と外交官及びネイビーシールズのメンバーだけが命を落とした。これは非常に不可解なことだ。事件から2日後、リビア政府によるとテロリストは領事館内だけではなく、隠れ家の場所まで知っていた。さらに領事館からの撤退ルートまで把握していたため、裏切り者がいたにちがいない。ベンガジ襲撃事件後に米国は大々的に事件を調査したが、未だに明らかになっていないという。

2012年11月16日辞職したペトレイアス氏は上院・下院それぞれの情報委員会による公聴会に参加した。CIAは最初からこの襲撃をテロリストによるものだと判断し政府に報告したが政府はこれを公開しなかった。理由は主犯を欺くことで調査をスムーズにするためだとしている。しかし、この事件についての調査方法だが、国務省の2部門の上層部の「管理不足」が問題となった。ヒラリー氏は責任を免れたが、米国国民はこの事件を安易に見過ごさなかった。多くの人々が密かに調査を始め、その中にはウッズ氏の父親もいた。ネイビーシールズのメンバーたちも「ヒラリーが友人を殺した」と書いてあるTシャツを着るようになった。

2015年3月ヒラリー氏の電子メール問題が暴露され2009年から2013年までに彼女は個人メールおよび個人ルーターにて公務メールを6万件以上送受信していたことが明らかになり、中には国家機密に関するトップシークレットの内容もあった。調査が始まる前にヒラリー氏はプライベートの侵害を理由に3万件ほどのメールを削除した。FBIは2015年7月から約1年間の調査を経て、ヒラリー氏は「非常に不注意であった」と発表した。翌日、米国司法長官はヒラリー氏を起訴しないと決定した。

しかし、それだけでは終わっていない。2週間後、ウィキリークスの創設者であるジュリアン・アサンジ氏が民主党内部の極秘メールの約2万件を公開した。これらのメールはそれぞれ民主党委員会の広報担当者、最高財務責任者、最高顧問からのものだ。これによって、民主党内の腐敗を米国国民に垣間見せている。数十万、数百万を使えばある国の大使になれる。ヒラリー氏はトランプ氏の集会に人員を送り込みトラブルを起こした。選挙のために彼女は同党であるサンダース氏に手をつけることを惜しまず、ヒラリー氏が削除した3万件のメールが再び注目を集めている。この事件がより炎上したのはいくつかの謎の死亡事件が発端となったようだ。

2016年7月10日深夜、民主党のデータ管理者のリッキー氏はワシントンにある自宅近くで射殺された。地元の警察署は強盗射殺事件で終わらせたが、彼の財布や携帯などの貴重品は盗まれていなかった。リッキー氏はウィキリークスに約2万件のメールをリークした人物だと多くの人が思っている。しかし、不思議なのは米国の首都で発生したこの殺人事件について、米国の主流メディアは示し合わせたかのように沈黙している。そしてわずか1カ月後にヒラリー氏と関係のある何人かが不自然な死を遂げた。その時もまたメディアは沈黙したまま、ヒラリー氏のメールゲートに関して誰も話そうとしなかった。

ある日、ヒラリーチームの最も重要な人物である選挙対策委員長のポデスタ氏はうっかりハッカーからのフィッシングメールを開いてしまい自分のパスワードが漏えいしてしまった。彼のメールボックスはすぐにハッカーによりチェックされ、その後ハッカーはすぐにすべての内容をウィキリークスに引き渡した。2016年総選挙前にウィキリークスはポデスタ氏のメールを次々と公開した。

クリントン財団がイスラムのテロリストグループにミサイルを売却していることが明らかになり、ヒラリー氏はカタールとサウジアラビアがISISに資金提供していたことを知っていただけでなく、彼女はカタールとサウジアラビアから金銭を受け取っていた。メールの一つにカタールがクリントン財団に100万ドルを寄付すると約束したが、財団が創設された後にサウジアラビアは1000万から2500万ドルを寄付した。2016年のヒラリー氏の選挙資金の20%はサウジアラビアから受け取ったものだという。

そこでベンガジでは何があったのだろうか?

2012年7月25日米国のヘリコプターがリビアのテロリストによりミサイルで攻撃された。ミサイルはきちんと設定されておらず、ヘリに命中したが、爆発しなかったので死傷者は出なかった。米国の兵士たちはミサイルを見つけ、戻って調査したところ、米国製の「スティンガーミサイル」の一つであることが判明した。ミサイルはカタールの米軍基地にあるはずだが、なぜかリビアのテロリストが入手しており、米国のヘリコプターを攻撃するために使用された。即座に国家安全保障局(NSA)は捜査を開始して、FBIも介入した。調査結果はまたしても軍部とFBIを驚かせた。厳重に管理されているこの「スティンガーミサイル」は「クリントン財団」がヒラリー氏の親友である殺害された駐リビア米国大使スティーブンス氏を手配して、トーリー氏という民間武器商人を通じ、タリバンに従うイスラム過激派組織に売却されたものだった。ヒラリー氏とバラク・オバマ氏は捜査の進展をいち早く察知し、議会の許可なしに性急にスティーブンス氏を駐リビア大使に任命し、ベンガジに派遣した。その目的はスティンガーミサイルを回収し証拠隠滅することだった。

スティーブンス氏はベンガジに到着してから「テロリスト」の存在は新設された米国領事館にとってセキュリティ上大きな脅威となっていることが分かった。彼はすぐに上司であるヒラリー国務長官に状況を説明した。しかし返事は得られず、その後30日間にスティーブンス氏は600件以上の報告書を米国務省に提出した。内容は部隊の増強と警備の強化についての要求だった。しかし、全て返事はなかった。スティーブンス氏が死亡した後、ヒラリー氏は議会で質問された時、多忙のためメールを読むことができなかったと述べていた。なぜヒラリー氏はスティーブンス氏をベンガジに送り、そして彼の600件の報告書をわざと無視したのだろうか?
スティーブンス氏は本当にミサイルを回収するためだけにベンガジに行ったのだろうか? もしかしたら、ヒラリー氏は一石二鳥を狙っていたのかもしれない。ミサイルの回収を行いつつ、インサイダーである彼を殺害しようとしていたのかもしれない。

アサンジ氏がこれらのメールを公開した後、ヒラリー氏はプレッシャーを感じながらもウィキリークスのメールは合法的に入手したわけではないため、証拠としては不十分であり、ヒラリー氏は未だに「法務省から告発なし」の免罪符を持っている。彼女はまだまだ健在なのだ。

2016年9月、イギリスの「デイリーメール」はヒラリー氏の側近を務めるアベディン氏の元夫アンソニー・ウィナー氏が15歳の少女にわいせつなメールを送ったことについて報じた。メールの受信者が未成年者であるため児童ポルノ犯罪を担当する連邦捜査官が調査を始めた。FBIはウィナー氏のパソコンを捜査していた時にその中にあった66万件以上のメールに圧倒された。人手も不足していたためニューヨーク市の警察本部に任せ、手がかりの捜査について協力を求めていた。ニューヨークの警官はウィナー氏のメールボックスをチェックすると前妻アベディン氏とのメールは1万件以上あり、他の一部はヒラリー氏からのものだった。それらのメールはヒラリー氏がパソコンで徹底的に削除した3万件以上のメールの一部だと推測できる。これはヒラリー氏による犯罪の事実を裏付ける極秘文書だ。

今多くの人が事実を認識しており調査の再開を要請している。当時のFBI長官であるコミー氏は大きなプレッシャーを抱えためらって決断できなかった。もし捜査再開を拒否したならば、ヒラリー氏は当選してしまい、彼はヒラリー氏の致命的な弱みを握っているので、ヒラリー氏は絶対に彼を生かしてはおかないでだろう。調査しなければトランプ氏が大統領になっても同じく彼は逃げられないだろう。そこで彼がジレンマに陥っていた時、2016年10月28日、ヒラリー氏が削除した3万件のメールについてツイートしている人物がいた。実はそのメールはすべてユタ州にあるNSAのスパイクラウドの中にあるとツイートされこの情報は瞬く間に広がった。議会は合法的な手段を通じて米国政府独自のクラウドから証拠を入手できる。オバマ政権は追い込まれ出口がなくなってしまった。結局コミー長官もリスクを冒しても行動するしかなかったのだ。米国の選挙まであと9日しかないタイミングにヒラリー氏のメールゲートについて調査を再開した。しかし、ディープステートが強い勢力を維持し、ワシントンの闇も深すぎた。

トランプ氏が大統領を務めたこの4年間、彼は絶え間なく攻撃され陥れられ弾劾されていた。トランプ氏が真実を取り戻すために、真相を明らかにするためにはあと4年は必要だと思う。

・大紀元「ベンガジ事件の真相 オバマ政権が襲撃を黙認し隠蔽したかった秘密とは」(2020年11月7日)