中国本土で臓器移植手術(臓器狩り?)に加担 台湾の病院が医師2名を解雇

人権

台湾の彰化キリスト教病院は6月10日、2人の医師との雇用契約を更新しないことを発表した。二人は病院に報告せずに、中国本土で臓器移植手術を繰り返し行ったという。

彰化キリスト教病院は声明を発表し、「中国共産党(中共)は、生きている人間からの強制臓器摘出を続けている。その対象はチベット人、ウィグル人、キリスト教徒、そして最も多いのが法輪功学習者である」と述べている。

声明では、2人の医師が中国で臓器移植手術を複数回行っており、透明性のある追跡可能な臓器提供元に関する規定に反していると指摘しており、病院側は2人が医療倫理に違反したことを懸念している。

中国で行われている強制臓器摘出は、近年ますます批判を浴びている。米国務省が発表した2021年版「信仰の自由に関する国際報告書」は、国連関係者の言葉を引用し、中国の強制臓器摘出を強調した。さらに、法輪功学習者、ウィグル人、チベット人、イスラム教徒、キリスト教徒など、中国で拘束されている臓器収奪対象グループを列挙している。

先月、欧州議会は中国の臓器狩りを非難する決議を可決した。これは、欧州議会が過去10年間に可決した3度目の同様の決議になる。

 

【引用記事】NTDジャパン https://www.ntdtv.jp/2022/06/57184/