パウエル弁護士が特別顧問になれなかった理由 

時事

12月19日の会議で、トランプ大統領はパウエル弁護士に「ホワイトハウスの特別顧問」を務めるよう口頭で伝えたが、ホワイトハウスの上級補佐官らが妨害し、関連事項は阻止あるいは撤回されたもよう。同席していたバーン氏は大統領の側近や顧問の中にトランプ大統領の再選を好まない者がおり、大統領は騙されているとツイートした。

大紀元(2020年12月31日)によると、12月24日、トランプ大統領は「特別検察官」を任命するという内容に触れたツイートをした。パウエル氏が19日にホワイトハウスを出入りする姿が目撃され、パウエル氏がこの重役を引き受ける可能性が高いと推測されていたが、大きなニュースはなかった。

アメリカメディアの「ゼンガー・ニュース」が少し前に、パウエル氏にインタビューをし真実が明らかになった。19日、パウエル氏はホワイトハウスの会議に出席し、元国家安全保障顧問のフリン将軍、ホワイトハウスのマーク・メドウズ首席補佐官、その他数名のホワイトハウス顧問も出席した。オブライエン国家安全保障顧問とジュリアーニ弁護士はオンラインで参加した。パウエル氏の話によると、この時トランプ大統領が彼女に「ホワイトハウスの特別顧問」を務めるよう口頭で伝えたが、会議の後、ホワイトハウスの上級補佐官らが彼女に対して、トランプ氏への接触を阻止したため正式な回答を大統領に提出することができなかったという。

19日(金曜日)の夜に執務室を出て以来、大統領との会話やコミュニケーションを禁じられているとパウエル氏は述べている。パウエル氏はトランプ大統領が自分を特別顧問に任命することは現実的には無理だったのではないかと述べた。

19日の夜以降特別顧問の関連事項はすでに確実に阻止されたかあるいは撤回されたようだ。パウエル氏の話は電子商取引大手「オーバーストック」の創業者パトリック・バーン氏の話と同じだ。その会議に出席していたバーン氏はトランプ大統領は「戦いを続けたい」と言ったが、彼の顧問や側近たちの中には「常にすべての計画に反対する者がいる」と目撃したことをツイートした。どうやら補佐官たちは「トランプ大統領に選挙で負けてほしい」と思っているようで、その後バーン氏は、トランプ大統領は補佐官に騙されているとツイートした。