9月9日、米税関国境警備局(CBP)はアップルのAirpodsと充電ケーブルの中国製偽造品を押収し、その市場価格は65万ドル以上に上ると発表。CBPロサンゼルス局長は「偽造品は消費者に害を与えるだけでなく、消費者が偽造品を購入するたびに正規企業が収益を失い、長い目で見れば米国経済にも悪影響を及ぼす」と述べた。
米税関 中国製Airpods偽造品を押収=65万ドル分
NTDTV(2020年9月13日)によると、9月9日、米税関国境警備局(CBP)は、ロサンゼルスのロングビーチ港で65万ドルを超えるの中国製のアップルの偽造品を押収したと発表した。
貨物には、AirPodsの偽造品2,400個と、充電ケーブルの偽造品14,220本が含まれており、CBPの関係者は、これらの偽造品は7月2日と7月15日に合計で185箱分が中国から送られてきたと述べている。
情報によると、これらの偽造品は、AppleのAirPodsとLightningの登録商標の商標権を侵害しており、インターネットや非合法な店舗で販売され、密輸業者が違法な利益を上げることになる。
これに対し、CBPロサンゼルス局長のカルロス・マーテル氏は、偽造品は消費者に害を与えるだけでなく、消費者が偽造品を購入するたびに正規の企業が収益を失い、長い目で見れば米国の雇用にまで影響を及ぼすため、米国経済にも悪影響を及ぼすと述べた。
実際、米税関は今年、ブランド物のパジャマやスニーカー、さらには米国の運転免許証など、中国からの偽造品を繰り返し押収している。
データによると、CBPは2019年度に全国で3万件近くの知的財産権を侵害している貨物を押収しており、そのうち48%が中国から、35%が香港からのものだった。偽造品の市場価格は15億ドルに達している。
中でも腕時計と宝飾品は、押収品の総数と評価額の合計でトップを占めており、4,242点で6億8,700万ドルを超えている。第2位は衣類やアクセサリー類で、押収品は2億2600万ドル以上に上ると推定されている。