トランプ選挙陣営 Tiktok禁止請願書への署名を呼びかけ

時事

【NTDTV(2020年7月20日)】
米国はTikTokの規制を強めています。トランプ大統領の選挙陣営はSNS上でTikTokを禁止する請願書への署名を呼びかけています。また、8月にはTikTokに代わる新しいアプリが登場する予定です。

7月17日、トランプ大統領の選挙対策本部は、FacebookとInstagramで広告を流し、今すぐTikTokを禁止する請願書に署名するよう支持者に呼びかけています。

本文には “TikTokがユーザーの携帯電話のクリップボードの内容を監視していることが確認された “と書かれています。

「TikTokは、携帯電話の型番、インストールまたは削除したアプリ、パスワード、ファイル、電子メールなどのユーザー情報を取得し、追跡している」ことが専門家によって明らかになっています。

TikTokがもたらすセキュリティリスクに対し、ますます多くの政府や企業が懸念を示しています。

TikTokの海外における最大のマーケットであるインドが最近TikTokを禁止しました。7月10日、Facebook傘下のInstagramが、Tiktokに代わる新しいアプリ「Reels(リール)」を正式に発表し、8月には米国市場に進出する予定です。

Reelsはすでに、ブラジル、ドイツ、フランスでテストが行われています。

北京に拠点を置くTikTokの親会社「バイトダンス」は、2018年に米国で株式を公開しました。現在の月間アクティブユーザー数は8億人に達し、Instagramと肩を並べています。一方、中共の国安法と国家情報法に基づくと、中国の企業と国民は、国家情報機関が企業や個人のファイル、資料、物品に対する調査を必要とする際に、協力しなければならないと定められています。

米国のジョシュ・ホーリー上院議員は、米国民の個人情報の安全性に関する公聴会で、「もし中共高官がTikTokの北京の親会社のドアをノックして、データの譲渡を要求した場合、彼らはそのようにしなければならない」と述べました。

【引用元】https://www.ntdtv.jp/2020/07/44373/