反トランプの利権集団は、民意を完全無視し、頭の中にあるのは大統領の帰属や米国の未来を決める権限が自分たちの手の中にあるかどうかということだけで、今回の選挙を利用して空前の利権同盟を形成させた。これは中国共産党の特権階級や政商界のボスらの利権集団と何ら変わりはない。局面打開のためのトランプ大統領のカードとは・・・
大紀元(2021年1月1日)によると、トランプ大統領は28日ペンシルベニア州での投票数が有権者数より20万以上多いことを確認したとツイートした。この数字はバイデン氏がトランプ大統領よりリードする票数の2倍にあたるため、それだけでも同州の選挙結果を覆すのに十分と言える。トランプ大統領のこのツイートは11万回以上リツイートされているので、少なくとも何百万人もの人々がペンシルベニア州での不正がどれほど大規模かつ傲慢なものかを見ているということになる。
トランプ大統領も明らかに同州の件を非常に重要視しているようで、同日の朝早くから4連発でツイートし、これで自身が同州で勝利を収めたことの再証明となったことや他のスイングステートでも同様の状況であることを繰り返し強調していた。しかし、これまでのところ、いかなる司法機関も捜査に乗り出すどころか、調査介入の意向表明すら見られないという。
トランプ大統領の2016年の選挙運動で元データ・戦略ディレクターを務めたマット・ブレイナード氏によって発見された証拠もある。彼は郵便局に届いた「住所変更表」を調べ、6つの主要なスイングステートで、その中に少なくとも125万人もの有権者のデータに問題があることを掘り起こした。中には重複投票、移転後の投票、虚偽住所を使用した投票、なりすまし投票などの不正な方法が含まれ、その全ての要件においてその当事者が誰であるか明白にたどりつくことができるようだ。ブレイナード氏はこれらの証拠だけで3つの州の選挙結果を覆すことができ、トランプ大統領の再選は確実だったが、これらの証拠はすべてFBIが積極的に持ち去っていったと述べた。しかし、11月下旬に公開されたそれらの証拠は1カ月以上たっても何の消息も得られず、まるで「石が海に沈んだ」ようで一向に反応が見られない。
この類のニュースは他にも沢山ある。しかし問題なのは、私たちはさまざまな種類の決定的といえる証拠の公開を見続けているのにもかかわらず、司法機構が捜査に乗り出したり、検察官が起訴したり、またはどこかの裁判所が判決を下したなどのニュースが一切見られないことだ。
これらすべての情報をまとめて少し離れたところから見てみると非常に恐ろしい状況が見えてくる。それはつまり、立法、執行、司法を問わず、これら3つの政府機構の中で主要な権力を握る多くの人たちが既に、「調査しない、立件しない、起訴しない、審議しない、報道しない、広めない」という「暗黙の了解」に達していることが分かる。要するに真実を求める弁護士、専門家または民間の調査員たちがどれほどの証拠を掘り起こそうが、不正の真相を明かそうが、これら主要な権力を握る人たちのグループは集団的な無視と「冷たい」方法を用いて対処しているということだ。その目的はトランプ大統領の声を最大限に抑制し、高まる世論を抑えることにある。つまり、時間的にある重要な時期が過ぎるまで持ちこたえれば、いかなる選挙の正当性を疑問視する声もすべては違法とみなされるようになるからだ。
彼らによる攻撃は軽ければ口封じされるだけで済むが、より深刻なものとなればパウエル弁護士が現在受けているような待遇となる。彼女は今、詐欺に参加したと非難された様々な機関及び個人によって訴訟されている。つまり彼女のエネルギーと時間と貯蓄をとことん費やさせる作戦で、最終的には刑務所に送られるという。このグループは民意を完全無視した利権団体の原型といえるものだ。彼らの頭の中にあるのは大統領の帰属や米国の未来を決める権限が自分たちの手の中にあるかどうかということだけで、もはや民意や投票など全く気にしていない。だからこそ、いくら国民がデモ行進や集会をしようが、いくら人々が叫びいくら証拠が提出されようが、彼らは始終微笑みを保持したままで何も言わない。そして振り向けば自分たちのやりたいようにやっている。これはまさに全体主義モデルではないだろうか。
いかなる全体主義的な権力もこのように傲慢で、「私はこうするが不服か?お前に何ができると言うんだ。訴えたいのならどこへでも訴えるがよい。どうせどこへ行ってもすべての人間は私のものだ。、噛みつけるのなら、噛みついてみろ」と顔中に書いてある。
この利権集団は今回の選挙を利用して空前の利権同盟を形成させた。そして彼らは彼らの共同の利益や将来の利益分配方法を固め、永続させさらには制度化させようとしている。これは私たちにもおなじみの中国共産党の特権階級や政商界のボスそして民衆を圧迫する地元の悪者らによって形成された利権集団と何ら変わりはない。これが米国版の「銃によって保証された政党による長期政権」だ。
つまりトランプ大統領が現在相手にしているのは、特定の試合に勝ちたいがために不正を働く試合参加者とそのチームだけではないということで、審判グループ、ゲームのルール維持者および最終的にメダルを授与する大会実行委員会などだ。そして彼らはすでに試合の内容や方法を完全に変えようという暗黙の合意に達している。これこそが現在のトランプ大統領にとって最大の難点といえる。
過去数日間、ネット上では「ペンスカード」の話題で盛り上がっている。この「ペンスカード」でも楽観視はできない。詐欺勢力はまたも必ずカードを盗み続けると考えられるからだ。
ではただ手をこまねいて首を洗って選挙を盗まれるのを見ているしかないのかと言うと、トランプ大統領は確かに不利な立場に立たされているが、彼には依然として道がある。それは軍事法廷の開催で、これは少なくとも試す価値のある道と言える。
つづきは動画でどうぞ・・・