迫る食糧危機、中国メディア「飢餓感」を推奨

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中国は大洪水や新型コロナウイルスによるパンデミックで深刻な影響を受け、食糧問題が議論の中心となっており、中国共産党は国民の社会生活において「浪費は恥ずべき、倹約は尊敬すべき」といった風潮を高めている。その一方で他国へ大量の食糧を輸出し共産党プロパガンダを広めたり、腐敗した役人が食糧を盗んだりしているという。

【エポックタイムズ・ジャパン(2020年9月9日)】
中国は大洪水や新型コロナウイルスによるパンデミックで深刻な影響を受け食糧問題が議論の中心となっている。現在も洪水被害が続いており、中国共産党は国民の社会生活において「浪費は恥ずべき、倹約は尊敬すべき」といった風潮を高めている。そして、様々な奇策や倹約運動が至る所で推進されている。例えば、レストランの注文は制限されている。食べ残しは禁止されておりローストポークは175ポンド(80キロ)以上の人しか食べられない。少なくとも中国共産党の高官は食糧の供給つまり食糧不足を心配している。

中国経済は度重なる災害で大きな打撃を受けており、特に豪雨は作物の成長に影響を与えている。海外の多くの国は中国への食糧の輸出を停止した。

最近、中国のメディア「長江新世紀」では、CCTVのキャスターである白岩松氏の記事を公開した。記事のタイトルは「現在の中国にとって最も重要なことは『飢餓の感覚』を復活させることである」と書かれており、その記事は論争を引き起こし、現在、サイトから削除されている。

しかし、中国共産党は国民に食糧消費を減らすよう求めている一方で、他国に大量の食糧を送っている。8月13日国内のニュースで内モンゴル自治区政府が163トンの米をロシアに寄付したと報じた。

メディアが飢餓の回復を大いに提唱し、同時に大量の食糧を他国に寄付するのは初めてではないという。毛沢東時代の中国共産党は、大躍進政策により大飢饉を引き起こし数千万人の農民の命を奪った。

中国では現在半分の土壌が水没する現象が起きており、多くの中国人は騙されていると専門家は分析している。

中国の独立研究者の戈壁東(か・へきとう)氏は、中国人に食糧の調達と備蓄をするように注意を促した。
これには、4つの理由がある。
第1に、疫病の影響で農作物の収穫量が減少している。
第2に、大洪水の影響で9カ所の食糧生産地のうち8カ所以上水没している。
第3に、中国では、食糧は海外からの輸入に大きく依存しており、食糧の48%が輸入で成り立っている。
第4に食糧の備蓄はあなたが知っているよりも多く、腐敗した中共の役人によって盗まれてきた。
これらの全ての要因が組み合わさり、中国が食糧不足に直面することは間違いないという。

【引用元】https://www.youtube.com/watch?v=cSlJjVsbik8
・「疫病に洪水に蝗害…それでも穀物を輸出する中国政府=大飢饉が来る?